今日の情熱大陸はネパールで頑張っている向田麻衣さんでした。こんな人がいるとは知りませんでした。人身売買などで傷ついた女性達に化粧を教える活動をしています。これだけ聞くとそれが何なんだと思います。
彼女自身も一年生活する為に、米50キロを熱望する様な貧しい村で、化粧を教えることが何の解決にもならないと悩んでいると番組で話していました。でもその様な村で貧しくって勉強したいのに学校に行けなかったり、裕福な家に送られてこき使われたり、性的な虐待にあってきた様な女性達が、彼女が化粧教室をするというと20人以上も集まってきました。
そして彼女に化粧をしてもらうと、とっても楽しそうな笑顔を見せるのです。若い女性達だけでなく、生まれてまだ一度も化粧した事が無いという中年の女性の家にも行って化粧をしてあげるのですが、その女性の喜んだ笑顔がとってもすてきで、思わずかみさんと一緒に泣けてしまいました。日本で考えると化粧をしてあげるなんて、何の解決にもならないと誰でも思うでしょう。でも実際にネパールの女性達の喜んだ顔を見るとそれは違うんだという事が良くわかります。
彼女はこの化粧の取り組み以外にも、NPOを通じてネパールの女性達が自立できる様な事業を起業したりで大忙しでした。
番組では彼女がそういう生き方を始めたきっかけも紹介していましたが、16歳で世界には日本では考えられないような貧しい人達がいることを知ってショックを受け、17歳で1人でネパールに出かけて自分の無力さを痛感し、その後の人生を捧げる為の計画を立てて、大学、就職先を選んで今は会社を辞めてネパールに住んでいるというのです。
自分の半生を顧みると、あまりの違いにショックを受けました。同じニュースを見ても、それを真摯に感じて行動できる人と、自分を含めて大多数のたいして感じない人の違いは何なのでしょうか。自分がその様な環境で生きる事を想像できるか、できないかの違いでしょうか。
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