これは、前の職場の先輩が贈ってくださった言葉だ。
当時、自分は不思議とその先輩と馬が合い、
色々教えてもらうことが多く、
はじめて自分に自信を持たしてくれた恩人である。
山やスキーへもその先輩と何度も出掛けた。
この先輩はとてもやさしく、
すごく能力がある方なのに、
個性が強いため、
職場ではまったく理解されず、
不遇な日々を送っていた。
一方、先輩の父親は、超一流大学卒で、
学歴イコール人の価値と見ている様な方であった。
自分の価値基準に合わないと、
軽蔑したり怒鳴り散らしたりする傲慢な方であった。
先輩は父親と、幼少のころからずっと確執関係にあった。
その父親が病院に入院したが、
傲慢な人に見舞いに行く人は誰もいない。
その中で先輩だけが何度も何度も病院に通い、
黙々と父親の身の回りの世話を焼いた。
先輩のやさしさに気づいた父親は、
「人って、学歴だけではないんだな」と言って旅立たれたそうだ。
先輩の最大の理解者である母親からは、
「お前は本当に尊いことをやってくれた。
あの人は、最後の最後になって本当の人間の価値を知って死んでいったんだよ」
と、ねぎらってくれたそうだ。
先輩は、その後認知症になった母親を何年も介護して、看取った。
葬式の時、母親の亡きがらにに何度も「ありがとう」と言っている姿が印象的であった。
後々先輩はこんなことを言っておられた。
「自分は、職場ではひどい目に遭って、
いつも最低の評価だったけれど、
そのおかげで、転勤することもなく、
親の面倒を存分に見ることができた。
今となっては、それがとてもよかった。
生まれながらに人には、
それぞれ違った問題集が与えられている。
それを懸命に解いていくことが、
その人に与えられた人生なんだよな〜」。
スワンさん
節目、節目で
ありがとうございます
今も切れそうな精神状態ですが
ヤマレコの仲間に支えられ
力を抜けよ
こういったやり方もあるよ
少し休めよ
と、言って頂き
自分の有り様が
少し先が見えました
いつもありがとうございます
nori3
日記では、いつも介護の日々を綴っておられますが、
日に日に重くなるのが介護。
仕事のこともありますし、
大変苦労なさっているのが容易に想像できます。
日々のつらい状況を
あのようなユーモアたっぷりの日記として投稿されている。
さすがです。
私も母親をめとったとき、
先輩のように、心から「ありがとう」と言って送り出してあげたかったな。
これ、はじめて はっくしょーんはんに拍手かコメントした日記だ
記憶がアヤシイけど
bakoねえさま
こんばんは
この日記、おねえさまからコメントをもらったことよく覚えてますよ。
その後、岡村孝子問題から、おねえさまとの日常的なやりとりが始まったのでしたよね。
私は今、人生で最も難しいと思われる問題を解いています。
(ﾉД`)ｼｸｼｸ
sakeさま
感動してくれましたか・・・
藤圭子の「夢は夜開く」
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