260万部も売れた本なので、ご存じの方も多いかと思います。
著者の大平光代さんが弁護士になるまでの波乱万丈の半生を綴った本です。
壮絶ないじめにあった中学時代。
いじめを苦に自殺未遂。
それでも続くいじめや親や周囲の無理解。
家出そして非行。
16歳で極妻、そして背中に刺青を入れる。
22歳の時に、養父となる大平さんに出会う。
愛情深い大平さんに説得されて人生をやり直すことを決意。
宅建、司法書士と次々と難関資格を取得。
猛勉強の末、一発で司法試験に合格。
その後、青少年の更生にかかわる弁護士活動を行い、大阪市の助役までされます。
この本の「終わりに」は、こんなことが書かれています。
司法試験に合格したとき、「刺青を消したらどうか」と勧められたが、大平光代さんは、首を横に振って次のように述べました。
「今までのことを全部消し去って、何もなかったように暮らすのはちょっと違うと思うんです。
過去にしてきた事実は事実として、一生背負っていくものだと。
背負ったままの私で、世の中に役立つことはないかと。
そう思って、消さずにいたいんです」
養父の大平さんはこう述べています。
「弁護士の肩書がなんぼのもんや!背中の刺青は、ここまで落ちても、人生はまだこれから。必ずやり直せることの証や」
この二つの言葉は、私にとって魂を揺さぶられるような言葉です。
苦しい過去、つらい過去、悲しい過去・・・
これらの過去を背負って、自分らしく生きていこう。
これが神様の与えてくれた人生だから。
この二つの言葉を思い出すと、生きるエネルギーが湧いてきます。
Swan さん こんばんは。
彼女については刺青が過度に喧伝される傾向にあると感じていますが、それだけではないことは明らかですよね。ご存知かもしれませんが、彼女について我が家では別の受け止め方があります。
いや、それはともかく。たぶん、どれだけの言葉を弄しても、あの本を読んだときの衝撃の説明には足りないと思います。
そう・・・ Swanさんがおっしゃる「生きるエネルギー」、・・・
近い感じがしています。いい日記コメント、ありがとうございました。久しぶりに彼女を思い出し、なんだか清々しい気持ちがいたしました。
perさん こんにちは
「別の受け止め方」って気になります。
私もあの本を読んだときは衝撃でした。
彼女の過去と重なるところがありましたので、大変勇気をもらいました。
Swan-songさん、こんばんは!
私も、昔に買って読みました。
中々、興味深い本でしたね!
こんにちは
komarikuさんも読まれましたか。
本当に感動する良い本でした。
Swanさん、こんばんはー いつもながら、深〜い日記でございます。 大平光代さんについては、不勉強で存じ上げませんでしたが、生き方には共感できます。 私自身を含めて、家族全員が💦波乱万丈の人生を送っていますので、とても感慨深い想いをしました。 今度読んでみますね。 ご紹介、ありがとうございました。
yasxyasさん こんにちは
共感していただきましたでしょうか。
嬉しいです。
その人なりの宿題を与えられていて、それを一生懸命解いていくのが人生なんですかね。
波乱万丈の人生、お互い喜んで引き受けて生きていきましょう。
Swan songさん、こんにちは。
わたしも、この大平光代さんの話しは知りませんでした。
実の親でも不幸な子は、この世の中沢山いますね。
先日もそんなニュースを目にして、気分が悪くなりました。
光代さんは、ほんといい養父さんに出会えて幸せでしたね。
しかし、過去は変えれない。
それを背負って生きる覚悟って、半端では出来ないですよね。
わたしもこの本を読んでみたいと思います。
maronさん こんにちは
世の中、残念ながらいじめや親の愛情を受けないで育っていく子供は多いですよね。
その話を聞くたびに、私も暗い気持ちになります。
でも、愛情深い人に会えるかどうかで、子供の将来も変わっていくと思います。
私も過去を背負って生きていこうと思います。
是非、この本を読んでみてください。
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