「七十歳はまだ青春」 しばらく前に読んだ山の本

★「七十歳はまだ青春」脇坂順一著（山と渓谷社、1984年1月）

いやはや凄い人がいたものです。著者はお医者さん（1913年3月福岡市生まれ、九大医学部出身で久留米大学医学部教授）。古希のお祝いがマッターホルンで、しかも第十登。1961年8月(48歳)のメンヒから始まった山行歴が、1983年8月のマッターホルンまで一覧になって付録についています。その他にもヨーロッパアルプスに毎年のように遠征。ヨーロッパ以外でも、タンザニア（キリマンジャロ）、イラン（デマベント）、台湾（玉山、南山、北山）、ニュージーランド（クックほか）、ハワイ（マウナケア）、メキシコ（チトラルテペトルほか）、エクアドル（コトパクシ）、マレーシア（キナバル）などのそれぞれの地域での最高峰に登っています。毎朝40分の筋力トレーニングや、月3-4回の国内山歩きなどで鍛えていたとのことです。　【読了日：2015年12月9日】