最近読んだ山の本 「落ちこぼれてエベレスト」

野口健さんの「落ちこぼれてエベレスト」（集英社文庫、2003年1月）を読み終わりました。ふらっと立ち寄った古本屋でみつけて105円で購入した本です。

内容を忠実に表すなら、タイトルは「落ちこぼれてエベレスト」よりも「落ちこぼれて七大陸最高峰史上最年少」の方が適切かと思います。

血筋も育ちも一般の日本人ではありませんので、小西政継氏や長谷川恒男氏らかつての日本のアルピニストのように、丹沢→谷川岳→北アルプス→欧州アルプス→ヒマラヤのステップを踏むことなく、いきなり欧州アルプスからスタートです。

野口さんは今ではバラエティー番組の顔になってしまっていますが、それも人柄が正直に露呈しているように思います。良き理解者がそばにいないと、尖りすぎているので、敵も多いタイプでしょう。

コメント

naiden46

RE: 最近読んだ山の本 「落ちこぼれてエベレスト」
野口健さんのお父さんは確か外交官だっと思いましたが、
エジプトでピラミットを見ていたら、
そのお父さんが登るかといって、
二人で内緒で上まで登ってしまったと、
どこかで読みましたし、

大学の入学も確か「七大陸最高峰」登頂するといって、
合格したと読んだ記憶があり、
途中退学しようとしたら、
学長に目標を達成したのかと言われ、

それ迄は休学扱いだと、
そんな環境で育ち良い学長に会えたことに、
野口健さんは感謝していたと、
私の読み違いかも知れませんが、

ある時に橋本龍太郎氏に会った時に、
「これがエベレストの置き忘れの品です」と言って、
酸素ボンベを橋本氏に見せたら、
笑いながら当時のピッケルを貰ったと言っていました、

良き父と学長に恵まれて、
今の私がいるようなことでした、