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もちろん、ブロックの切り出しもはめ込んだ時の状態を頭に置いて、精密な作業が必要です。
もっと簡単に作成できる、ピラミッド型のものはいかがでしょうか? ほぼ同じ大きさ・形の雪のブロックを、一層ごと内側につぼめながら積んでいく方法です。
長所は
1.雪のブロックの形状に神経を使わなくてよい。
2.作業が単純、単独でも可能。
3.縦長、横長、自在な床平面を作成できる。
4.通常のイグルーが丸いのに対して、四角い床ができて効率的。
5.四角い接触面積の大きいブロックで作られるので、空気漏れが少ない。
6.ドーム型イグルーよりも低い角度で天井をつぼめられる。このため居住性を良くするためには側壁を高くしたほうが良い。
短所は
1.内部はブロックの凹凸がそのまま残る。これは、大きめのブロックを使って、後で内側からけずれば良い。
2.見た目が悪い

これまで一回だけ、山ではなく自宅近くの空き地で作成したことはあります。
イグルー、時間のある時に作ってみることはあっても、なかなか登山の中で実用的な意味のあるものを作る機会はないですよね。ピラミッド型であれば、理想的な雪だったら、1時間で2人用のものができると思います。この方法ならノコギリがなくてもスキーのテールで作ることができるかもしれません。ツィンチップの反ったテールだとダメでしょうけど。ビバークなら小さめに作って、下を掘り込んで広くする、というのが楽でしょう。
なお、下側を掘って広げられるのであれば、内側の凸凹もそのままで気にしないでいいでしょう。
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