シールワックスとして販売される固形の品はそのためのものですが、実際には浸透性が弱く効果は長続きしません。ゴリゴリ塗ると毛足が抜けてしまうかもしれません。ニクワックスから液状の防水液が提供されているけど品薄なのか売り切れの表示が目立ちます。一般衣料品用のスプレー入り防水材を使ったことがありましたが、滑走面と糊面の接着剤を溶かして剥離しました。
かなり前からやっているのがスキーのベースワックスをアイロン使ってシールに塗り込み浸透させること。https://www.yamareco.com/modules/plzXoo/index.php?action=detail&qid=7596 毛足が傷まないか疑問が出されていますが、モヘア、ナイロンとも問題は出ていません。よほど高熱にしたら影響あるでしょうけど。「毛足が死にそうに感じます。最悪の場合、登攀能力がなくなりかねません」。との意見もいただいていますが、写真のように作業後に毛足が寝てしまった状態でも実使用では表面部分があっという間に削げ落ちてしまうらしく、問題を感じることはありません。
かなり昔に山スキーメーリングリストで、シールワックスって本当にきいてるの、という話題を投げたら、新井裕己さんが片足だけ塗ってみたらわかる、と返してきました。自分の身体を使った実験的な山行をやっていた彼らしい返事でしたが、数年後に五龍岳で亡くなってしまいました。
グルー塗り直し(古いグルーの除去)は専用アイロン使えば簡単です。普通のアイロンを使って新聞紙に移動させる方法もあるみたい。灯油で溶かして除去しようとしたこともあったけどうまくいかなかった。この時は接着面は剥がれなかったけど。
グルーが死んだわけでなく弱っただけでしたら、新グルーを表面に塗り足すだけでだいぶ復活しますよ。山の中でグルーが弱くなって剥がれだしたら、表面に白ガソリンをまいてグルー面同士を何回も付けたり剥がしたりをくり返すと復活します。
私は小さなフライパンで「ベースワックス」を溶かして、刷毛でシールの毛足に塗り込んでいます。
これを始めたのは、動画で見た「ベースワックスをアイロンで溶かして、シールの毛足にボタボタ垂らして、さらにそのシール面にアイロンを当てて、ワックスを均等に塗り込む」と言うのを見たからです。たしかワックスのメーカーのデモンストレーション的なyoutube動画でした。
動画を真似て実際にアイロンでワックスを溶かしシールに垂らすと、ワックスはなかなかうまく均等に広がりませんでした。それでフライパンで溶かして刷毛で塗ったわけです。
毛足がワックスに埋没した出来上がりを見て「やっちまったナ」と思いましたが、実使用ではシールの効きに劣化は無く、水につけても水を含まないので雪団子は出来る事無く快適でした。
欠点は塗り込んだワックス分だけシールが重く成る事です。それとゴワゴワして折りたたみにくくなることですね。
5年くらい前に刷毛でワックスを塗ったシールは、それ以来雪団子知らずです。
使ったのはベースワックス用のパラフィン系の物で、一箱2kgも買っちゃったものですから大量消費するのにためらいは有りませんでした。
付加情報ありがとうございます。専用アイロンなしでもフライパンでできる、というのは有用ですね。動画があるのは知りませんでした。私とは別にやってた方がいるんですね。たぶん記載いただいた方法だと私のより大量のワックスが乗っかることになると思います。それでも安いですからね。
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