冬は山に行かないので近くの土手で遊ぶのに何かいいのがないかなと思っていたら塩ビ管で弓を作れるとの事。以前からアーチェリーに興味があったので自作心を刺激されました。
用意する物
塩ビ管(VP25)56インチ
パラコード(メルヘンアート株式会社のアウトドアコードを使用)60インチ程
ヒートガン
グルーガン
グルースティック
パイプソー(塩ビ管用のノコギリ)
プラスチック用ヤスリ(紙ヤスリ)
ペンチ
木の板や木の角材(塩ビ管をつぶすのに使用)
C型クランプ(L型クランプ)2個から3個
巻尺
油性ペン
軍手か革手
作り方(リカーブ弓)
※インチ単位なのでインチの巻尺が無い方は1インチ=2.54cmで変換して下さい。
使用者は身長169センチの成人男性。
1 56インチの塩ビ管を用意する。
2 塩ビ管の両端から26インチをヒートガンで手で押しつぶせるくらいに温める。塩ビ管の両端24インチを塩ビ管の両方から木で押しつぶしてクランプで固定する。
3 2が冷めたら塩ビ管の両端6インチをヒートガンで温めて直径16センチ前後の蚊取り線香のジャンボ缶や鍋にあててRに曲げる。
4 塩ビ管の両端を三角になるように角を落としてから三角部をヒートガンで温めて口を開いてグルーガンで溶かしたグルーを入れてペンチで閉じる。パラコードを引っ掛ける溝をヤスリで削って加工する。
5 塩ビ管の中央部8インチをヒートガンで温めて中央2インチを片側に寄るように木を挟んでクランプで固定する(矢が弓の中央を通るようにする。長距離での命中精度をさほど求めないならやらなくても良い。)。
6 パラコードの両端をフィギュアエイトノットで結び、4で加工した溝に引っ掛けて弓の弦にする。持ち手から6インチから8インチの場所にパラコードの弦がくるようにする(弦が持ち手に近いと弦で持ち手を打ってしまう。)。
さっそく土手で試してきました。
10メートルくらいなら練習しなくても的周辺に当てる事ができます。
10メートルを超えると弦の引きかたや狙いのつけ方を練習しないと無理。
矢は32インチに切断した木の10ミリ丸棒にダクトテープで羽をつけたもの。矢尻は無し。
遊んでいたら木の丸棒が柔かったのか折れました。自作の矢については要検討。
「PVC BOW」でネット検索すると作例を見つけることができます。
ご注意
塩ビ管を加工したものとはいえ、かなり強力です。最低でも周囲100メートルに人がいない場所で遊びましょう(45度で打つと結構な距離を矢は飛ぶそうなので)。
弦のパラコードは使用前に点検して切れそうなものは交換しましょう。
弓での狩猟は狩猟法違反です。生き物に向かって弓を引かないように。
弓の所持は違法ではありませんが、軽犯罪法や条例に触れると思われるので扱いには要注意。自分なら街中や民家の前で弓を引いている人がいたら警察に通報します。
Picture tutorial: Make a PVC pipe bow | Pocket Farm Magazine
http://www.pocketfarm.co.uk/picture-tutorial-make-a-pvc-pipe-bow/
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