北アルプスにある山小屋の支配人で気象予報士の資格を有している方が書かれた本です。
興味深かった内容
高度と共に気圧(大気圧)が下がり、空気が膨張して乾燥と気温が下がる。
膨張した空気は大気中に取り込まれる水分量が少ないので高地は沸点が低くなる。
UVカットのサングラスをしても、濃い色のサングラスは瞳孔が開いて逆に目を傷める。
春・秋は短時間で急激な気象の変化が起きやすい(10分くらいで黒い雲が発生してひょうが降って落雷とか)
立山大日岳の雪庇崩壊事故は張り出しが40m以上で連なりの長さは二百数十m以上あった。先端から15mで厚さ10m以上の場所が崩壊。
雷避けは山小屋へ。
気圧の差で風が吹くのと、急激な気象変化が起きるそうです。
実際に気象の変化を体感して気象図(気圧)を見ないと事前に天候の変化を知るのは難しそうです。
巻末には「気象遭難に遭わないために」という項目があります。
山の天気について詳しく知りたい方におススメです。分かりやすいイラストと写真と気象図があります。
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saitama-nの日記:山に登る前に調べておくと良いかもしれない内容
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-173811
saitama-nの日記:過去の天気と天気出現率
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saitama-nの日記:Wind Chill Calculator(体感温度計算機)
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