![]() |
家族が友人の引っ越しを手伝った時に貰ってきた本です。
お、「かもめのジョナサン」じゃん。世間から評価が高い本だよね。読んでみよう。
わくわくしながら読むものの、自分には得る物がありませんでした。
飛ぶことに執着するジョナサン(かもめ)の話です。
食事を得る為でも敵から逃げる為でもありません。ただただ飛行技術を磨くジョナサン。
群れからは見放され、それでも更なる高みを目指して飛び続けます。
いろいろあって、挙句の果てには飛行技術とは関係ないものまで身に付けます。
その後は自分と同じ志を持つものに技術の承継をします。
・・・、何コレ?
異端者は弾かれるが求道者としてより高みを目指すものには理解するものが現れる。異を唱える連中とは決別して自分の道を進め。さすれば何事かを成しえるし仲間が出来るという話かしら。
新しい事をしようとすると世間から叩かれるけど、自分を信じて突き進め。負けるなというのが正しい解釈?
技術的な何かの壁にぶつかったり、自分のする事を世間が分かってくれないみたいな経験があると受け取りは違うのかな。
「もっと高度な体力と技術の要するクライミングをしたい!」や「ボルダリングで更なる高みへ」な方には響くのかしら(山に技術向上の目的がある方)。
自分は山に対して特に挑戦とかなくて、ただの自然観察で楽しんで近場をうろついて満足しているので本の内容が響かないのかしら?
世間の評価が高すぎて、「かもめのジョナサン」の奥深さが分からない自分はダメな子?と不安になります。
翻訳者の解説によるとレイ・ブラッドベリ(「華氏451度」の著者)はこの本をロールシャッハ・テストと評したらしいので、受け取りがそれぞれ異なっても問題ないみたいです。
Amazon:かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)
https://www.amazon.co.jp/dp/4102159010
Amazon:かもめのジョナサン 完成版 (新潮文庫)
https://www.amazon.co.jp/dp/410215907X
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する