十数年のブランクの後で登山を再開して、さらに十年近く経つ。昔とはだいぶ違うが、一応今の自分なりの山行スタイルがある。今登りたいと思っている山、歩きたいと思っているコースを終わらせるのに、あと3年ぐらいはかかるだろう。大きな怪我や病気をしなければできそうな気もするし、そこまで頑張らない方がいいような気もする。それが達成できてもできなくても、その後はどうしようかとボツボツ考え出している。年相応のやさしい山歩きを続けるのか(一応そのつもりで残してある山はたくさんある)、あるいは別のことをするのか。そんなことを考えていて、ふと「そもそも何で自分は山に登るのだろうか」と思った。
山に登る理由は人それぞれ色々あるだろうし、一人の登山者の中にもいくつもの理由があるだろう。自分にとってどうか、思いつくことを並べてみる。
1)高所欲:高い所に登りたいという本能的な欲求。高い所から周りを見回す気持ち良さ。普段地の底を這いずり回っていることの反動か。
2)征服欲:目の前に立ちはだかる障害を克服したい気持ちと成し遂げた時の達成感。山リストの達成とか赤線繋ぎとかは、これの一種かもしれない。
3)身体を動かすことの気持ち良さ、健康維持
4)自然に対する興味
5)自分で計画・実行・記録する一連の行為による充実感
結局、どうしても山でなければならない理由は1)だけだが、そのほかをまとめて満たしてくれるありがたい存在が山である、ということのようだ。今日はここまでにしよう。
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