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らくルートの自動入力・手動入力で山行計画を作成したときに表示される「GPS標高」は、結局「SRTM標高」と同じ標高データであって、ただ累積標高の計算方法が異なる、ということが後日分かりました。詳しくは2025年3月11日の日記を御覧ください。
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3月24日の日記で「らくルートの手動入力でルートを作成した場合、GPS標高 = 国土地理院標高 となっている。」と書きましたが、これは間違いで、この場合もGPS標高は国土地理院標高ともSRTM標高とも明らかに異なる値でした。失礼しました。
さらにこの「GPS標高」は、らくルートのルートに関係なく、日本中どこにでも存在しています。ということは、国土地理院やNASA以外で作成した数値標高データなのかもしれません。距離ー標高グラフを見る限り、水平方向にはDEM10Bくらいの解像度があるようです。
たとえばJAXAの全球数値地表モデルという標高データがあります。水平解像度5mとのことですが、無料で公開されている30mグリッドのデータをダウンロードしてQGISで確認したところ、御前山に関しては「GPS標高」より全般に20m前後高い標高になっているので、これではないようです。ほかに私の知らない数値標高データがあるのかもしれません。しかしそうであるにしても、それをヤマレコで「GPS標高」として表示する意味は分かりませんが。
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すみません、また訂正です。私がダウンロードしたJAXAの全球数値地表モデルはDSM(Digital Surface Model)で、樹木がある場合はその樹冠の高さを示すものでした。植生を除いた地表面のデータであるDTM(Digital Terrain Model)は入手できていませんが、それであればもっと「GPS標高」に近いかもしれません。
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ちょっと調べたら、世界をカバーした解像度10mくらいのDTMがいくつかあるようです。ヤマレコの世界展開に向けて準備したのかもしれません。
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