パラリンピックに励まされた

現在介護うつにまっしぐらの経験をしています。急に父の転倒リスクで目が離せなくなり、両親二人の介護に限界が生じています。自分の食事がおろそかになり貧血でダウン寸前だったので慌てて今日から４日ほどショートステイさせました。食欲がなかったですが、無理に食べてやっと気分が良くなりました。

オリンピックもほとんど見れず、やっと見たのが本日のパラリンピックの閉会式と夕方放送のマラソン。

なんだか心底励まされました。体の不自由を乗り越えて明るく元気に年齢も関係なく。しかも健常者以上の結果も出せる。普通のオリンピックはトップアスリートのかけ離れた世界の人間たちで、比較対象にもならないですが、パラリンピックは親近感がわきます。

自分が今、介護をしている中で一番つらい時期に直面しているだけに、彼らの発する言葉がひとつひとつかなり深く身に沁みました。いろんな涙が出ながら今晩を過ごしました。五体満足で不平不満を言う贅沢な健常者。私たちにはわかりえない苦悩、痛み、差別、障害の辛さを味わいながら一生懸命に頑張っているところをみれば、私の問題も小さく見えてきました。うつ病になる前に何とかします。

今まではパラリンピックはどうしても放送時間が少なかった印象ですが、東京で開催されたから放送時間が沢山あったように思います。本当に良かった！これで観客が入る普通の大会だったらもっともっと感動を与えられたのに残念です。

ロンドン五輪でパラリンピックの券しか買えなかったイギリス人の友人が「パラリンピックは家族で見てきたけど本当に良かった」という意味がやっと分かりました。