そのレコはこちら⇒https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4581112.html
去年の11月27日に日本三百名山の諏訪山登頂後に、下山時に滑落してしまい、医師から少なくとも3か月は山へは行かないように諭されてしまいました。
滑落時のレコはこちら⇒https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3788955.html
理由は頭部を打ちつけているので、再び頭部に打撃を受けると致命傷になる可能性があるためらしい。
滑落しても命には別状無かったのですが、複視(複視についてはこちらを参照⇒https://www.yamareco.com/modules/diary/20698-detail-257403)
、擦過傷や肋骨のひび程度で済んだのだが、複視が生活に与える影響は多大で、日常生活や仕事、そして歩くことも辛くなってしまったため、すっかり体を動かしたり、歩くことが億劫になってしまいました。
その結果、怠惰な生活を送ることになり、体力は衰え体重も増える一方でした。
これではいかんと1月8日に戸隠鏡池までスノーシューハイキング
レコはこちらhttps://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3898185.html)
を手始めに、少しづつから体を動かす機会を作ってきました。
本格的な山への復帰は1月23日の根子岳
レコはこちらhttps://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3942919.html
でした。結果は軽装にも関わらず標準コースタイムオーバーでの登山となりました。
次に登ったのは高尾山、東京都民に親しまれている登りやすい山のはずですが、片目で登るため遠近感がつかめず、複視の辛さを実感する山行となりました。
レコはこちら⇒https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3974646.html
少しづつ山へ登る機会を増やしていったのですが、失われた体力と視力はなかなか回復せず、ノンビリの日帰り登山がやっとの日々が続きます。
登山復帰第7弾では大日ヶ岳へ登ったのですが、片目で登っているせいか盛大に道間違えをする事態に・・・
レコはこちら⇒https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4103945.html
この時点では既に複視用の眼鏡を作成し、車の運転等に使用していたのですが、山では相変わらず片目での登山を継続していました。
しかし、この山行以降、中心視野だけですが複視が解消したのです。
流石に右上の視野は相変わらず複視ですが、少なくとまっすぐの視野では左右の目にずれは無くなり、歩いても目が追随するようになってきたので日常的に歩くのが楽になってきました。
そのため少しずつ日々の負荷を増やして、山へ行けるようた体制を構築しました。
しかし、GWの龍王岳では体力不足を実感することとなり、
その時のレコはこちら⇒https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4222627.html
少しずつインターバル速歩と踏み台昇降で体力を復帰させることにしました。
そして7月16日に鳥海山へ日帰り
レコはこちら⇒https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4489040.html
ができるまでに復活することができました。
こうしたことから前々から(学生時代からだからかなり昔だ)妻が登りたいと言っていた念願の北アルプス三俣蓮華岳への縦走を果すことができました。
レコはこちら⇒https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4581112.html
今シーズンもいろいろな場所で山岳遭難のニュースが流れていますが、少しずつ体力強化を図り、これからも安全登山を続けていきたいと思っています。
全ての登山者は遭難するつもりで山に登っている人はいないと思いますが、山での危険は可視化できません。見えている危険は危険ではなく危険を避けることのできない登山者の慢心、もしくは技量不足です。
見えない危険を予測して対処できるようにこれからも精進していこうと、北アルプスを無事下山をして心に強く感じました。
画像は三俣蓮華岳からの下山時にやっと姿を見せた槍ヶ岳
三俣蓮華岳縦走レポも拝見いたしました。
昨年の滑落からの驚異的な復活、本当によかった
ことと思います。
三俣蓮華岳は奥様とご一緒だったとのことですが、
一番近くで心配されていらっしゃったことでしょうから
mamichiさんはもとより、奥様もここまでの道のりを
思い、一安心されていらっしゃるでしょうね。
おっしゃるとおり、遭難したくてする人はいないで
しょうが、落とし穴はどこにでもあるもので、
この年になると、今まで以上に危険予知トレーニングが
必要になってきますね。
お互い、気をつけて山を楽しみましょう。
今回、三俣蓮華岳に登る際には多くの登山者とすれ違ったり、同行したりしたのですが、気になってしまったのは、どうしてその石にや場所に足を置いてしまうの?って場面が多々ありました。
どう見ても不安定な石や、高山植物が咲いている場所に足を置いたりとか、どうしても気になってしまいました。
親切心だったり、若さゆえの身体能力の高さで何とかなっている部分もあるのだろうが、その足運びに自分の意志があるのかちょっと考えさせられる機会がありました。
年を取ってしまったせいもありますが、これからも安全登山を心がけながら、登り続けたいと思います。
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