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昨年の秋の台風21号により、近場の山は倒木などで荒れているとの印象で、この機会に処理に時間を費やす事にし、今回もその一環です。
始発の次の便で保津峡駅に到着し、思っていたほどは暗くないなと思いながらスタートです。
山上で時間を使いたく、簡便なツツジ尾根へ。
車窓からは愛宕山の山腹に雲海がかかっているのが見えていたので、予想通り、程なくしてガスの中へ入って行く感じだけど、思っていたほどは濃くない。
気が付くと、ガス帯の標高を超えたようで、樹木越しに眼下に雲海が覗くようになります。
荒神峠に到着し、少しだけ息を整えます。
先行している人たちがいるようで、どの辺りで追いつくかなと思いながら急斜面区間へ。
雲海を見るべく、何度となく振り返るのだけど、樹木越しなので、見渡すのは難しくて、もどかしい。
過去にも撮影していたはずの地点で何とか写真を撮ったけれど、実際にはもっと広範囲に雲海が広がっていて、これは実際にこの場で見るしかない感じ?
先行者さんに追いつかないままに表参道に合流し、すぐに水尾分かれに到着です。
どうしようかなと迷ったけど、脇道へ。
快適な脇道を歩いた後、表参道に復帰した際、水尾分かれでご挨拶した方が登って来られ、少し話しながら先へと進みます。
これまでは表参道しか歩いた事がなく、今回は月輪寺を経ての下山だとか。
愛宕神社にお詣りをして、おにぎりを一つだけ食べて、この後に備えます。
いつものように白髭社を経て、ジープ道へ。
地蔵の辻にて右へ進み、裏参道へ。
少し先で休憩中の団体さんに挨拶して、少し先のP796には寄らず、すぐに一般の登山道を逸れ、芦見谷の左俣へ。
自分も含めて、歩く人が多くなると谷の雰囲気が損なわれるかなと思い、歩く回数を制限しており、昨年の5月以来のはず。
それなりに倒木などで荒れており、処理をしつつ進もうと思うのだけど、登山道から声が聞こえており、あまり派手な音を出すのも憚られるので、序盤の処理は程々に。
すぐに谷には小さな水流が見られるようになり、アセビが繁茂する辺りは進みにくそうなので、高巻いて行きます。
踏み跡はそれなりにあるけど、所々で不明瞭な感じ?
沢の合流地点の辺りからは谷が広がり、開放感のある風景となっており、この山域の奥深さを感じさせられます。
ナメコがあり、取り過ぎないように注意しつつ、ありがたく採取させてもらいます。
それなりに倒木などの処理をこなした後、一般の登山道に合流。
いつものように歩き、龍の小屋を経て、竜ヶ岳の登り口に到着です。
少し登ると大きな岩があり、いつもは左側を巻いて行くのだけど、右側に導く目印があり、そちらへの踏み跡があるのに気づき、確認してみます。
踏み跡は下っており、どこに向かっているのかという感じ。
予定外なので、早々に引き返し、一般のルートに戻ります。
竜ヶ岳の山頂までは、京都の山の一般の登山道では最上位かもという感じの急斜面で、それなりに大変?
まあ、登りでは特に問題はなく、頑張って登るのみです。
ただし、以前から傾向はあったのだけど、新たな踏み跡が増えており、気を付けておきたい感じ。
ここでも散乱している枝などを片付けつつ、足元に注意して登って行きます。
急斜面区間が終わると、細かい倒木が多くなり、頑張って片付けますが、簡単に処理できる量ではなく、大半が次回以降へ持ち越し。
いつもよりも大幅に時間を要し、竜ヶ岳山頂に到着です。
先着者さんがおられ、一連の写真の撮影後、少しお話しを。
昼時でもあり、ここで昼食です。
ジープ道との合流地点へ向けて、下山です。
ある意味で、ここからの倒木などの処理が今回のメインでもあり、時間が許す限り処理を進めます。
緩やかな谷が近づいた辺りで一般のルートを逸れ、そちらへ。
真新しい倒木が谷に横たわっており、荒れているとの印象。
また積雪期にここを歩きたいので、歩きにくさを排除すべく、片付けを進めます。
大きな倒木は手出しするのが難しく、スルーですが。
源頭部が近づいて来た頃、14時15分ぐらいだったか、雨が降り始め、すぐに降り止みそうにないかなと思い、一般のルートと合流後、レインウェアとザックカバーを装着。
早めに下山する方向に心は傾いており、倒木などの処理はまたの機会にしようと思っていたのだけど、何だかんだで手を出してしまい、なかなか前に進まない。
まあ、これをするために来ているようなものなので、どうしようもない。
しかし、ふと気づくと、15時20分ぐらいとなっており、明るいうちに確実に下山するには、もう残り時間は少ない。
すっかり雨は止んでおり、今回は滝谷の源頭部には寄らず、竜ヶ岳分岐に到着。
山頂から3時間10分ほどかかっており、2時間半以上も倒木などの片付けをしていたよう。
予定していた地蔵山へ行くのは諦める事にし、愛宕神社方面へ。
社務所前を経て、まだちらほらと歩いている人のある表参道を下り、水尾分かれに到着。
往路と同じ道なのは面白味に欠けるけど、ツツジ尾根へ。
荒神峠の辺りは暗くなるものの、その後はまた明るさが戻り、無事に登山口に到着し、すぐに保津峡駅にてゴールです。
年内中は歩き慣れた山にしか行かない予定なので、新しい発見とかは期待しにくい状況です。
レコを作成しない事により、山行での自由度が上がり、この日も倒木の処理などに時間を費やす事ができました。
積雪期に歩く上での歩きやすさの確保を少しはできたと思うし、伝わりにくい部分がありそうだけど、今回も充足感のある山行となりました。
ちなみに、今回の山行においても、iPadのスリープ中に赤線は描かれており、問題は解決してくれたよう。
写真-1/3
雲海。
樹木越しで見通しにくく、実際にはもっと広い範囲に雲海が広がっています。
写真-2/3
ジープ道からの展望。
最も奥には、比良山系の稜線。
あちらを歩くのは来年になりそう?
写真-3/3
ナメコのはず。
この後、一般の登山道でも見かけたけど、そちらのはスルー。
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