週末は雨だそう。曇りのち雨という話ですから、雨具は持ってゆかないといけない。山に行こうと思っていたのに微妙になってきました。
家に戻ったら、犬が冷蔵庫に入っていたはずのフィラリアのお薬を勝手に食べてしまっていました(2か月分)。最近のフィラリアのお薬、味がします。お肉味です。美味しかったんでしょうね、包んでいた銀紙が残っていました。大丈夫かなーと思いますが今のところ元気に走っています。
最近よく頭を通過する単語が、奥穂高のジャンダルムです。すっかりあこがれの地になってしまいました。写真やビデオを見る限り、わたしとあんまり変わらぬ妙齢の(!?)女性がヘルメットを着けて登っている。なんでも天使がいるらしい。見るだけでもいいから行きたい>ジャンダルム。
ジャンダルムをジャンヌダルクと読み間違えていたころが懐かしいです、わずか10日前ですが。
ジャンダルムはまだずっと先の話でしょうが、ジャンヌダルクには思い入れがあります。
それはかなり昔、feveがまだ、腰かけOLにしがみついていたころ、(腰掛OLってご存知ですか?)私は頑張って小遣いをため込み、8月の暑い時期、皆がお盆休みを取りたがっていた季節に会社に出社して点数を稼ぎ、9月にちょっとばかりのまとまった休みをもらいました。
そんな私が行きたかった場所は、ハワイでもバリでもプーケットでもなく、パリでした。ブランドの買い出しではありません。年季の入った歴史オタクだったfeve、フランスの王朝は全部丸暗記していました。本物のセーヌ川を見たかった、ルーブルに行きたかった、朝カフェで濃いコーヒーとクロワッサンを食べたかったんです。今でもフランス王朝全部言えます。
そのころ9月はオフシーズンでヨーロッパ路線は3割りぐらい安くなっていました。
誰にも気づかれることなく、スーツケースをレンタルし、荷造りをして、知らんぷりをして成田空港から飛び立ってしまったfeveでした。飛行機はもちろんエールフランス、ではなく、JALでした。
そんなfeveに高級ホテルに泊まれるはずがありません。地下鉄の駅には近かったものの、凱旋門もエッフェル塔もルーブルも遠かったのでした。
ですがそのホテルのそばにはすんごいものが立っていました。ジャンヌダルクの銅像、それも騎馬像でした。feveのすごいところはジャンヌダルクと読まなくてもそれがジャンヌだとわかってしまったところ。凛々しいジャンヌ、救国の乙女だーと感動しまくったfeve。すぐにジャンヌのポストカードを買い込み、知っている限りの知り合いにカードを送ったfeveでした。「パリにて」なんて気取ったしめくくりで。
若いっていいですね、今だったらとてもできません。
そんなこんなをして帰国してしばらくしてリュックベッソン監督がジャンヌダルクの映画を作り、私のジャンヌ熱はあがるいっぽうになりました。身の回りにあるものでリュックとつくものはリュックサックしかありませんが、今も愛用しています。
さてジャンダルム、いつか行きたいです。遠くから見るだけでもいいから(まじ、あの崖はこわいです)。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する