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2017年10月29日 23:30雑感全体に公開

10年ひとむかし

友達が、10年前のことを日記に書いていました。
何とはなしに、我が身の10年前を邂逅してしまいました。
その年に、現在の会社を創業しました。

・・・・・
恥ずかしいので青少年から壮年に至る30年間の事はここに書きませんが、
心血注いでバブル崩壊・リーマンショックを乗り越えた会社(父親から受け継いだ会社)の経営を、訳あって、叩きつけるようにして父親に返し、カミさんだけを心の頼りにして起業したのが10年前でした。
(がんこ屋の、がんこ屋たる所以です
社長歴はすでに10数年あったので経営ノウハウには不安ありませんでしたが、以前と違って私の手持ち資金だけで運営せねばならず、カネの心配は多々ありました。
しかし気分は晴れ晴れ、まるで快晴の谷川岳のようでした
10年経っても相変わらず小さな会社ではありますが、不安なく毎日・毎月・毎年を過ごせる事に、昨今はとみに感謝の気持ちがたえません。

・・・
思うに、私自身を形作ってくれたのはやはり山です。
自己を初めて他の視点から捉えたのは谷川岳の山頂だと思います。
高校生の17歳の頃、いつものように好きな谷川岳に登っていました。
山頂から南方を見るといつものように赤城山が見えました。
少し視点を下げると、我が街沼田とその手前には水上の町が見えます。
朝日を浴びてキラキラと輝く多くの屋根の下には数万人の人々の営みがあります。
「何千・何万の人々がみんな、苦しみや悩みを抱えて生きている」と、
思った瞬間に自分の悩みがホンの小さなもの感じられた事が鮮明に記憶にあります。
もっとも、その悩みが何だったのか? 全く記憶にありませんが

今では仕 事などで苦しい時に、
「一歩一歩でも歩いていればいつかはたどり着く、歩かなければ絶対に着かない」
と思うと何となくがんばれるから不思議です

途中の中休みもありましたが、山を初めてから44年。
運良く、一生のいい趣味をもてたものと思います。
ベラベラと書きつづってしまった。  酔ったかな


写真:高校生の頃の谷川岳肩の小屋 国境稜線は当時から素敵です
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