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いわゆる「主脈縦走」というやつです。
昨今はこの呼び方が一般的のようでして、私も「主脈・・・」と言いかけたのですが、「しゅみゃく」という言葉がうまく舌が回らないので気がつきました。
私がこの稜線を初めて歩いたのは45年前。
当時は谷川の ”国境稜線” と呼んでいました。
それがいつから ”主脈” となったのか?
ヤマレコの記録を検索しましたら、古くは1973年からこのルートの記録がありますが、 ”主脈” としての記録掲載は2009年の1本、2010年の2本が始まりで意外に新しいようです。
”主脈” としては ”丹沢主脈” が有名ですが、丹沢は多くの山脈(やまなみ)で複雑に構成されているので ”主脈” の存在も「さもありなん」というところです。
谷川連峰においては朝日山地から発する越後山脈の中にあって、谷川岳〜万太郎山〜仙ノ倉山〜平標山という、わずかな支稜線を持つだけのわかりやすい山脈をわざわざ ”主脈” と呼んでいます。
証明する資料は無く以下は推測ですが、谷川連峰のもう一つの縦走路 ”馬蹄型” との対比として ”主脈” という言葉を誰か(雑誌か?)が持ち込んだのではないかと思います。
(※どなたか、経緯をご存じの方がいたら教えてください)
かつて、陸地測量部の間違い調査(誤聞)によって ”薬師岳” が ”谷川岳”(トマの耳)になり、”浅間岳” が ”オキの耳” になったように、”谷川連峰主脈” が地図に載る日がくるのかもしれませんが、”主脈” という物理的な呼称でなく、
「国境の長いトンネルを抜けるとそこは・・・」という川端康成の「雪国」を連想する ”国境稜線” という呼び方の方が風情があって、やっぱり好きですね。
(ちなみに本来の谷川岳は、谷川温泉の脇を流れる湯桧曽川谷川の奥、マナイタグラ山稜のことでした)
ミーハーなタチなので自分の計画書に併記してきました(わはは)!!ありがとうございます!
こんにちは。
さっそく食いついていただき、ありがとうございます。
若い人は反応が速いですね
こんばんは。
勉強になります。
100年後には谷川岳も別の名称になっているかも知れませんねぇ
頑固岳?
こんにちは。
地元の伝聞くらいは何とか残してゆきたいですね。
谷川岳の双耳峰をさして「猫耳山」と呼ぶ人もいますが、
mumさんのプロフの似非タヌキの方がナイスです
はじましてgankoyaさん E-gunmaと申します。
たしかに馬蹄や、白毛門から巻機山に伸びる骨太背骨のような稜線と比べると、あれですが、通称といいますか、謙信の時代と参勤交代の時代をワープして楽しめるような稜線 今となっては人々を楽しませるって意味での楽しい主脈としての捉え方でもいいかなぁとも思います。
わかったような事を言ってしまってごめんなさい。
私も、信越、上信では県境と口に出ますが上越では国境稜線という言葉が自然と出て来ます。国境、ロマンな響きがとても大好きですので、とても楽しく思いを馳せながら 日記を読ませて頂きました。
ありがとうございました!
こんばんは。
小声で申しますが・・・、ひょっとするとなんですが
少年だった私が知らなかっただけで、実は ”主脈” という呼び方はあったのかもしれません。
でも、谷川岳の山頂に立って西に延びる山脈を目にした時には、
「遙かなる国境稜線
「すばらしい谷川主脈」では、やっぱり旅情に欠ける。
共感いただけたコメントいただき、ありがとうございました。
はじめまして、nagaと申します。
私は学生時代に上越国境をほぼ踏破しましたので、「谷川連峰」も「主脈」も違和感ありですね。
連峰は独立した山塊ですが、上越国境は白砂山から尾瀬まで続く稜線ですから、谷川連峰というのは異論がありますね。主脈はどこが主脈かも意見が分かれると思いま。
朝日ジャンクションピークから巻機山までは昔は夏道ありましたが、廃道になりましたので谷川岳が盟主になったんだと思いますよ。未だに巻機山まで夏に行けてるとしたら、谷川岳、巻機山が両雄で、主脈という言葉は出て来なかったのではないでしょうか、という考察でした。
おはようございます。
巻機山〜ジャンクションピークも歩かれましたか。
僕が歩いた45〜6年前は夏道の3割ほどは消滅し、ヤブ漕ぎを強いられました。
昨今は残雪期の著名ルートになっているようですね。
nagaさんもやはり「主脈」には違和感を感じられるようですね。
日本100名山も元々は深田久弥先生の(個人的な)著作であったものが、いつの間にやら社会通念になってしまったものであり、「谷川主脈」もいつしか公的に認知されてしまうのかもしれません。
どこの誰が「主脈」を持ち込んだのかはわかりませんが、もちっとマシな、センスある呼び名にして貰いたかったと思います。
コメントありがとうございました。
まったくもって同感です。
私も「国境稜線」で親しんできました。
なにしろ「国境」の響きが良い。旅心というか山心を誘います。
清水トンネルの向こうは越後の国、雪国。
「主脈」というのは登山者目線。つまり稜線から眺めた目線です。
谷川に行った帰り道、水上ICで上り車線に乗り信号待ち(高速で何故か信号!)で振り返ると雪を冠った稜線が眺められるとき「また来よう」そんな気持ちにさせてくれます。
「国境稜線」
こんにちは。
風情ある「国境稜線」に一票、ありがとうございます
これからも谷川岳をお楽しみください。
コメントいただき、ありがとうございました。
追記 どうやら、同年でいらっしゃいますね
私も、「国境稜線」に一票入れておきます。
トンネルを抜けると…。
やっぱり、「国境」なんですよねー
こんばんは。
若い人たちの感覚や考え方はわかりませんが、
中高年にとっては「国境稜線」の方がしっくりくるようです
「国境の長いトンネルを抜けると・・・・」
まったく違う天候でびっくりする事がよくあります
それだけ、国境稜線の力は大きいんです。
自分もよく解らずに『主脈縦走』と勝手に思い込んでいましたが、ganko師匠に一票です
たしかに越後人的にも、上州との『国境稜線』と言った方がスッキリです (o^-')b !
師匠、また遊んでくださいねっ (๑•᎑<๑)ー☆
こんにちは。
隣国、越後からコメントいただきありがとうございます。
谷川の国境稜線は、「夏良し」「冬良し」「春・秋は当然!」の素晴らしい稜線ですね。
この近くで生活するおかげで、ハイキング・沢登り・山スキーが手軽に楽しめてありがたいですよ
また、雪遊びしましょ
同感ですね。あの当たりはよく行きましたが、主脈という言葉を聞くのは初めてのようです。小生には"上越国境"、"国境稜線"等がしっくりきます。特に、三国峠、蓬峠、清水峠あたりまでは、"国境稜線"がぴったりでしょうね。三国峠は現在は国道17号が峠をトンネル化して開通していますが、小生が盛んに歩いていた頃はまだ法師温泉から三国峠への道が本道で馬くらいしか通れなかった"国道"・・・・蓬峠と清水峠は、結局車は通れないまんま・・・・昔の国境の風情です。
こんばんは。
三国トンネル開通前の三国峠をご存じとは・・・?
やはり私よりずっとご年輩で、親の世代の方でした
三国トンネル開通は私がまだ幼稚園に通っていた頃でして、当時はまだ砂利道の国道17線をバスに揺られて、女子高生だった叔母に手をひかれてトンネル見物に行った記憶があります。
ボンネットバスにエアコンなどはなく、土埃の峠道を両側の窓全開でバスは走っていました。
子供の頃の記憶は、どの場面でも時計の針がゆっくり回っていたように感じます。
さて、谷川の国境稜線ですが、私は沼田市在住ですので朝に夕に目にしています。
けっして、「主脈」ではありません
コメントありがとうございました。
レス有り難うございます。近々、平標への縦走記録をアップしますが、その際の三国峠の写真もアップする予定です。後方に工事中の状況も映っています。当時のバス路線は、沼田駅から法師温泉まででした(車が入れるのはここまで)。
法師温泉はメインの路線から外れてしまい、却って秘湯らしくなった様ですね。三国峠から三国山への斜面はニッコウキスゲの群落があり、モノクロの写真しか撮れなくて無念でした。当時はカラーフィルムはポジしかなく、初任給1万円当時24枚撮りがメーカー返送の現像料込みで800円くらいしたと記憶しています。これを買うと交通費が出ないので(w)。
古い記録(写真)、期待してます。
小生の日記として、"上越国境について"のタイトルで写真2枚をアップしました。ご覧下さい。
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