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(エサを欠かさなかった時点で野良猫じゃないのかもしれませんが・・・)
ペコちゃんという名前は、昨年秋に(仮称)避妊ボランティアに預ける時にカミさんが命名したものです。
ペコちゃんへの給餌が始まったのはそれからです。
エサは食べに来るけれど、それ以外はどこで何をしているのやら、実に汚い猫なんです。
やがて春になると、もう一匹が住み着きました。ポコちゃんと名付けたようです。
秋風が吹くようになると、なんぼ猫でも寒かろうと、カミさんがハウスを用意しました。
決して仲良しではなくどちらかと言えばライバル関係の二匹が身体を寄せ合う姿をみて、その日は家族での温かな話題になりました。
一昨日のことです。
カミさんの姿を見つけると「にゃあにゃあ(ご飯おくれ!)」とけたたましいはずのペコちゃんが、鳴きもせず、近寄りもせず、お座りをしてじっとカミさんを見つめたままです。
カミさんがエサをあげてペコちゃんの頭を撫でてあげると、エサを食べもせず、よろよろと倉庫の外へ歩いてゆきました。
どうやら、自らの死を悟って、おばちゃんに最後の挨拶に来たようです。
カミさんと二人、複雑な気持ちを抱えたまま仕事してました。
そして昨日の昼過ぎ、社員さんが倉庫と別の物置の中で身動きしないペコちゃんを見つけたのです。
カミさんは飛んでゆき、汚いペコちゃんを抱いて戻りました。
事務所のフロアーにクッション置いて寝かせ、身体を拭いてあげ、スポイトで水を飲ませてあげていました。
でも、もう生命が続かないことは僕が見てもあきらかです。
そして今朝、
僕が出社した時には、すでに永い眠りについていました。
本当に眠っているようで、揺すってみたほどです。
たぶん緊迫の連続だったであろう野良猫生活の最後の夜に、少しは安心できたのかな。
相手はノラ猫ですが、いろいろな思いにつまされています。
左:今朝のペコちゃん
右:ポコとペコ
ペコちゃんは幸せだったと思います
あの子が幸せだったと思っていただいて、ありがとうございます。
猫でも、犬でも、人でも、別れは悲しいものですね。
良いトコ取りの猫生じゃないですか!わたしの理想の生き様ですよ!
お疲れ様です(^ω^)ノ
言われてみれば、あなた。
可愛いから膝の上に置いてなでてあげたいと思っても、絶対に自由にさせてくれない猫ちゃん気質かもしれませんね。
ひょっとしたら猫年生まれ?
我が家の飼い猫のミイは、貴女の理想の生き方をしています!
野良ちゃんは、寒いだろうとハウスを用意してくれた奥様にも泣けます・・・
猫ってこちらが思うよりはるかに人間の気持ちがわかるから、最後の挨拶に来たんですね。
ペコちゃんがしあわせだったとすれば、いよいよ自分の最期を迎える時に、お礼を言いたいおばちゃんが居たことと思います。
今日、営業活動で車を転がしながら思いました。
ノラ猫のペコも、家猫のミイも、犬のハナも、そして僕も、おばちゃんに飼われているんですよ。
私も子供のころ猫と一緒に暮らしていたので猫の気持ちがわかるような気がします。
私のミーは私が実家を離れてからなくなりました。
母がいつの間にかいなくなったと言ってました。
でも猫の死に様は立派です。人間も本来はこうあるべきかと
なお、犬はきらいです。
おっしゃる通り、猫の死に様は立派です。
ペコちゃんが最期の挨拶にきた時も、すでに歩行はヨロヨロなのに態度は毅然としていたとカミさんが言っています。
自分もかくありたいと思わされますが、自信は全くありません。
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