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山へのハイキングからの帰路、たまたま亀ノ峯を訪れた。海側へと降る道の傾斜がなだらかになり、緑の濃くなる林の中に開墾記念の石碑があった。木々の中をそのまま進むと神社の裏手に出た。正月を迎えた神社は綺麗に履き清められている様子だが、正月特有の賑やかも感じられない。さらに進むと急傾斜になった海側から登ってくる参道があった。ハイキング経路には神社も多かったが、正月にも関わらず人影は少ない神社に若干の違和感を感じた。
右側の写真は以下の記録で、亀の峯の部分を切り取りました。
大山積神社・経塚山・七つ石山_新ルート・整備ルート確認
2023年01月03日(火) [日帰り]
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5057502.html
その後再び訪れる機会があったが、たまたま亀の峯が古墳だの情報に接した。前方後円墳の地形的特徴を利用して作られた神社参道の位置も理解できた。また個人的には古墳の上に神社があることは新鮮な知識であった。
亀峯古墳
日出町豊岡のある亀峰山古墳は直径172mの古墳です。埴輪円筒片が発見され古墳とわかったそうです。『日出町誌資料編』より
http://nabaanooyado.blog.fc2.com/blog-entry-109.html
上記のページにあった航空写真(左側に切り取った)で見ると古墳であることがよく理解できた。
改めて、神社と古墳との関係を調べると、古墳周辺の神社は必ずしも珍しいことではないように感じた。ただ個人的に古墳を実体験していないだけだったように思えた。
検索過程で、以下のような図書館レファレンス記録もあった。
…
神社と古墳の関係について書かれた文献を探している。
全国的にみても古墳と神社が隣接していることが少なくないが、神道では死を穢れとしているのに、なぜ墓である古墳の近くに神社があるのかを知りたい。
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000170926
以下の古墳の取りまとめなど中学生が実際に調べ体験した記録として興味深い。
https://www.pref.gunma.jp/uploaded/attachment/143146.pdf
実際古墳の地形は例えば以下のように神社として祭るのに適していると感じ始めた。
本庄剣柄稲荷神社 伝説の本庄第38号古墳の上に鎮座
本庄剣柄(けんのつか)稲荷神社は、宮崎県東諸県郡国富町にある神社、社殿は小高い丘の上にありますが、この丘こそが剣柄古墳です。
https://haradaoffice.biz/ken-no-tsuka/
こんにちは。
古墳は、丘陵の突端部や段丘上に造られることが比較的多かった。そして時には、丘陵の頂部に築造されたのではないでしょうか。
というのは、私のふるさと名古屋に志段味古墳群がありますが、それは市内最高峰の東谷山の山頂から山裾、山の西側を流れる庄内川の三段の河岸段丘上に散在する66基にのぼる古墳群を指しています。
東谷山の山頂部には、尾張戸神社が鎮座していますが、社殿は円墳の墳丘にのっかるように建っています。
古墳も神社も地形的に視認性のいい場所に創られた。まあ、これは素人考えですけどね。
(参考)
「歴史の里しだみ古墳群について」
https://www.rekishinosato.city.nagoya.jp/about.html
「上志段味から東谷山へ〜古墳群散歩〜」2019年01月28日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1716505.html
事例の紹介、ありがとうございました。
図書館レファレンス記録の引用文献からは、しばしば神社があるが古墳が作られたのちに古墳と無関係に作られたものが多いとのことかと理解しました。実際文献にあたってはいませんが。
別途生成AI にも確認してみましたが逆に寺はないとのことでした。
古墳の位置が神社の適地、はあると思います。また怨霊を鎮めるために神社として祀っていることもあるかと。
ご神体の山に古墳があるのも多いです。例えば、愛知の猿投山に古墳があり、猿投神社という神社があるように。
浅学で申し訳ありません。好みの話題でコメントしちゃいました。
事例紹介ありがとうございます。今回神社の氏子が古墳上に建っていることを知っているのかが気になりました。機会があればまた氏子に会う機会がある正月にでも再訪してみたいと思っています。また資料は引用したブロックしか確認できなかったのでこれも機会があれば記載されて資料にもあたってみたいと思いました。
古墳の上に神社があるのは一般的ですか?
回答は以下でした。
はい、古墳の上に神社が建てられることは一般的です。古墳は古代日本の重要な墓であり、祖霊や神を祀る場所としても重要視されていました。そのため、神社が古墳の上に建てられることがあります。また、古墳は自然環境に配慮されているため、風水的にも良い場所とされています。
古墳の上に寺があるのは一般的ですか?
回答は、
古墳の上に寺が建てられることは一般的ではありません。古墳は古代日本の貴族や王族の共同墓地であり、祖霊や神を祀る場所として重要視されてきました。一方で、寺は仏教の寺院であり、通常は仏像や舎利、経典などが安置されています。したがって、古墳の上に建てられる建物としては神社の方が一般的であり、寺が建てられることは比較的珍しいと言えます。ただし、近年、寺院や神社の融合を図る場合もあるため、一概には言えません。
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