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こういう具体的な報告はただの報道と違い「遭難の実態を知るのにはリアルタイムのように詳細だ、これこそ本当の遭難の実態だ」そのなかでも1番示唆するものは、この記事の●補記●だ。
引用
今回の救助要請は、衛星を利用するサテライト・メッセンジャー(Satellite Messenger)であるinReachによって行われた。通報と同時にGPS位置情報が発射されるため、ピンポイントでの素早い捜索救助活動が可能となる。
国内における冬季山岳遭難においても、これまで複数の通報事例がある。なお、国内ではまだ利用できないが、スマートフォンによる衛星経由の緊急通報サービスも、北米では既に開始されており、iPhoneによる救助成功事例も複数報道されている。この数年内に緊急通報のデバイスは大きく変化し、より生存救出に長けたものへとシフトするであろう。(2/1, 1530hrs。誤謬を防ぐため、文章を一部修正)
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ヤマレコの記事でココヘリの新しいGPSチップの購入をされていた記事があり、興味があったので調べた「GNSS衛星測位システム」を活用して遭難者の現在位置を割り出して100キロ通信可能な無線通信をつかってデータ処理をするものだ。
調べたら、GPSは現在のスマホのチップよりもレベルは上のものでいいものだ、通信がどうかだけの問題は残る「開発費の関係か、年間の会費が高いため」財布に余裕のある方ならいいかも知れない。これからは「衛星通信」が主役となるので判断は慌てないほうがいいだろう。
上記の記事に加えてイーロンマスクの低軌道衛星を活用した「衛星コンステレーションシステム」はもう昨年auで山小屋の試験が始まっており、inReachのイリジュム通信とスマートフォンによる衛星経由の緊急通報サービスと3社の衛星通信の開発が進んでいて、「この数年内に緊急通報のデバイスは大きく変化し、より生存救出に長けたものへとシフトするであろう。」という見立ては非常に的を得ていて認識度は高い記事だ、感心しました。
これら、民間の「衛星通信探索システム」の他に昨年も5-6件の遭難者の生存救出に貢献した自治体と通信会社連携の「緊急位置通知通報システム・全国の警察消防に配備済」によるものもあり、スマホの通信圏内で遭難者本人通報であれば受付台で即時に遭難位置がわかり「捜索出動の時間は1番早いだろう、事実ここ2-3年たくさんの遭難者が救出されているが、あくまでも通信圏内だ、それ以外は衛星通信にかなうものはないだろう」
衛星通信は電源として「全固体電池の開発が進めば、鬼に金棒で」GPS+無線通信とあわせて4つのシステムの中で市販化が早くて普及する、登山者負担のコストの安いものが中心になると思います。鍵は「生存救出に長けたもの」だ。
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