https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/shuho.html
記事引用
ビバークセットは携行していますか。防寒具やツェルト、食料、飲料水、ガス等…、これらのビバークセットは軽量化を理由に安易に抜いてしまうと、救助隊が到着するまで体力を維持することができません。また、せっかく準備しても使用方法を熟知していなければ役に立ちません。準備をしたビバークセットの使用方法は、入山前に使ってみることが非常に重要です。いざというときの備えを抜かりなくお願いします。
このアドバイスは示唆に富んでいて以前「レスキュー隊のコメントとして、セルフレスキューやファーストエイドまで含めた、荷物の重さに耐えられないのなら、登山はやめなさい」と言われたことと同じだ。
装備品の重量はザックから靴まですべて軽くなり、食料まですべてが便利になり重量は「昭和の半分」ではないか? 半分になったお陰で山に入れる年代の幅は広くなり経験値もレベルが下がった、たまたま運がいい山行を繰り返している登山者の数は膨大だろう。「半分」になった重量だから「手を抜かない事だ」それでも「軽量化」という体力程度ならやめたほうがいい。
問題はこの発信をどのくらいの登山者の目に触れているかが1番のポイントだと思う。最近はインターネット情報も「登山のすべて」がわかる時代になり、素人とプロの境目はほとんどなくなった。
しかし、経験値や先輩、先達から申し送りをされたポイントは「わからない」が「わかっている、つもりの登山者」は確実に増えて登山家気取りが増えた、単独行動も増えて山岳組織にも属さないので自己流登山ばかりだろう。
師匠は最低限度の知識・技術・体力・経験があるのなら「山は好きに登ったらええねん」といった。だから「好きにしたらいい」山にはエチケットはあっても「ルール」はないのだから。でも2024年の正月に生きていた登山者がもう何人も亡くなっているのは、毎年のことだといえど「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」だ。
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