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一般的に、寒気が入り南岸低気圧が通過するとの予報が出ると登山を中止
を考えなければならないのは、奥多摩の山でも同じこと（私の場合）です。特に長沢背稜は尾根に吹き付けた雪が、登山道をうず高く覆うため、どうしてもチャレンジしたいという人は、ビバーク装備携行必須なほか、急斜面が多いので滑落にも注意が必要です。
2025年3月21日(金)、40代男性が30〜60�僂寮兩磴涼罎帆�備品不足により、酉谷山界隈の登山道上で行動不能となり、埼玉県警のお世話になったということです。
https://x.com/spp_chisouka/status/1904446325233476040?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Etweet
遭難者を発見したときの様子は、埼玉県警察本部地域部地域総務課のXのとおりです。別にまだ陽が高いし、吹雪でもなく視界は良好であり、たとえGPSを携行していなくても自分の足跡をトラックバックして帰ればいいだけのことですが、なぜ進むのか、そこが理解できないとの感じを受けたのでした。
今回の酉谷山での遭難事故から遡ること8年前（2017年）の同じ3月21日に長沢背稜を、大雪の中で彷徨した死亡遭難事故がありました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/25396-detail-350393
私も、野菜作りが忙しくなる前に登ろうと思って、つい先日の3月21、22日で長沢背稜登山を計画していましたが、まだトレースを付けた人もいないだろうし、滑って崖下に落ちるのも嫌だなと思って、中止としました。21日の雲取山荘前の積雪は50cmで、吹き溜まりは腰まであったということですから、情報収集の大切さとともに、自分の体力、技量を弁えないといけないと自戒するところです。
さらにくしくも、2014年の3月21日に、大雪の後の酉谷山避難小屋を訪れた記録です。豪雪後だったのでワカンを使い、2日目の下山時、東大演習林の中の道でいやらしい急傾斜をトラバースしなければならないので20mのザイル（細引き）も用意したのでした。
この時は2日目の朝、魔界・小黒界隈で道が分からなくなりマイナス10℃の中、夜を過ごしたという人に、酉谷山で遭遇したのでした。豪雪の直後ながら小屋は4人も集うことになったのですが、味のある山歩きとなったのでした。
https://yamatabi-hanatabi.com/toritaniyama2014-3.html
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