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お前が持っておいてくれと譲り受けた本。
昭和46年初版。僕が産まれる5年も前に出た本だ。
72篇の短文が掲載されている。
全て串田さんが山で感じたこと、考えたこと、心の動きを書いている。
しかし、山の名前は出てこない。
どこを歩いた時の話かは、全くわからない。
それでも、山と自然と心静かに向き合う人ならば
この72篇の短文はきっと共感できるものになるでしょう。
「師の跡を求めず、師の求めたるところを求めよ」
僕は串田孫一さんのように歩きたい。
深田久弥さんのように歩きたい。
でも、深田さん串田さんの歩いた跡をなぞり歩きたいとは思わない。
どこを歩いた。何時間で歩いた。
それも立派なことではありますが、
山で出会う、自然から頂く小さな刺激と、
それに反応する心の動き、神経の働きこそを大切に山へ入りたい。
改めてそう思わされる、
串田さんの美しい文章達と出会える本なのでした。
山ブログより:http://yama.namaste.jp/
「師の跡を求めず、師の求めたるところを求めよ」
これは武術の真髄ですよ、うーん出典は忘れましたが、中国古典だったような。
>yoneyama様
ご指摘ありがとうございます。
ちょっと調べてみました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1170524956
こちらによると、松尾芭蕉が、
『許六離別の詞』(柴門ノ辞)で、
空海の言葉を元に言った言葉のようです。
正しくは、
「古人の跡を求めず,古人の求めしところを求めよ」
なのでしょうか・・・
原文をきちんと読んでいるわけではないので、
正確かどうかはわかりませんが・・・
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