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もう夏山も終わりという感じです。
岩手もついに新型コロナ感染症が発生し、県外の山に遠征するのも勇気がいる状況になりました。
そんなことから今日は県外の山を諦め、まだ山頂を踏んでいない南本内岳に登ってみました。
南本内岳は登山口までの林道が長く、普通車では厳しいので、焼石岳経由での登頂です。
この山を最初に山頂を目指したのは2年前の「山の日」。
パーティー登山でしたが故障者が出て山頂を踏めず、真夜中に下山した山行でした。
二回目は同じ年の11月、この時はホワイトアウトで焼石岳から先に進めませんでした。
「天くら」の焼石岳の判定は午前中はB判定、午後はA判定でしたが、登山口に着くと雨が降りです。
B判定とは思えない天候ですが、午後のA判定に期待して登山口を出発すると、
中沼から見える山にはガスが掛かり、嫌な感じです。
焼石岳も花の時期が終盤なようで、登山道を進むと夏の残像のように枯れた花が目立ちます。
前に登った時よりも木道の傷みが激しく、銀名水避難小屋から進んだ裸地も、崩落がさらに進んでいました。
どの山でも朽ちた木道を見ると、見捨てられた登山道のような感じがして、どうも嫌なものです。
焼石岳に近づくとガスが濃くなり、山頂はガスで眺望はありませんでしたが、幸い南本内岳には行けそうです
焼石岳を下山して南本内岳に向う途中には岩稜帯があり、焼石岳にもこんな景色があったのかと驚きました。
晴れれば眺めが良さそうな稜線も風が強くなり、ガスも晴れそうにありません。
ようやく地形図が山頂とする1,492メートルピークに到達したのですが、何と山頂標識が見当たりません。
不思議に思い山と高原地図を見ると、尾根コースの方に山頂標識があるようなので、早速その方向に向いました。
するとガスの中に薄っすらと山頂標識が見え、ようやく山頂標識があるピークに到達できました。
南本内岳から姥石平に下山する途中には、お花畑の湿原が所々にあり、楽しませてもらいました。
銀名水避難小屋を過ぎたあたりから天候が回復しましたが、山の上はガスが掛かったままで、
焼石岳も南本内岳もその姿を綺麗に見ることができませんでした。
今日は、山の風景はC判定、暑くなかったので登るのはA判定、そういう意味の「天くら」判定だったのでしょうか。
今日は2年前の「山の日」に予定したコースを歩き、2年前の夏の残像を消せた、そんな山行となりました。
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