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岩手の山150座最後の山、三界山に登りました。
この山は、東成瀬から焼石岳に向うコース北側にありますが、登山道のない冬季限定の山です。
今回は、いつも別々に行動している150座ハンターのYさんとYAさんから誘われ、共同で登ることになりました。
コースとしては大森山トンネルの脇から入り、東成瀬コースの夏道を辿りながら三界山を目指すのが一般的なようですが、
今回は、彼らと半年前から話題にしていた蟻巣山を経由して三界山を目指すことになりました。
地形図で見ると稜線沿いに進み、あまり苦労せず三界山に到達できるものと予想していました。
現地の駐車地は、既にYAさんが偵察済み。
早朝から十文字の道の駅に集合し、偵察済みの駐車地から蟻巣山を目指して登り始めました。
蟻巣山の稜線までは急斜面で、最初からハードな登りとなりましたが、蟻巣山の山頂は予想したより平らでした。
稜線の雪庇には、所々にクラックが入って危険なのですが、これを見ると春の訪れを感じてしまいます。
こんな調子で順調に進んで行くと思われたのですが、稜線の端まで行くと大きな雪庇で切れ落ちいました。
当初考えなかった想定外の地形に阻まれ、三界山に向う尾根に取り付けず、敗退を覚悟した時、
YAさんが雪庇の低いところを発見し、何とか尾根に向う斜面に下り、そこから尾根まで急降下しました。
下りた尾根もアップダウンがあり、ここも予想したより地形が複雑です。
急降下した雪庇を見上げるとかなりの急斜面、返しを考えるとゾッとする斜面です。
山の脇から三界山が見えてくると地形は緩やかになりましたが、YAさんが足に違和感を覚え、ここで一旦休憩。
ここから、三界山の左側の斜度が緩い尾根を山頂に向って登りますが、次第に風が強くなってきました。
しかし風は冷たくないので、問題なく山頂の三角点に到達。
これで岩手の山150座全座登頂となりました。
山頂からは雪の焼石連峰の山々が見え、ここでしか見れない風景が広がっています。
「いつまでも見ていたい」そんな感じがする風景を見て、登って良かったと思える瞬間でした。
足に違和感があったYAさんも、ザックの荷物を麓にデポし、無事登頂することができました。
下山は、風のないところまで進み昼食を取り、急降下した雪庇を登り返しましたが、ここが本日最大の難所でした。
さらに駐車地まで下る斜面も急斜面のため、気温が上がり緩んだ雪でスノーシューが滑って大変でした。
三界山は、岩手の山150座の最後にふさわしい、とてもいい山でした。
この本のお陰で藪山の楽しさを覚えましたし、県内を登り巡りながら色々な発見もありました。
これで、ようやく長い山旅が終わった気がします。
岩手の山150座踏破おめでとうございます。
冬季限定の登山ルートがない山での踏破達成、その達成感がひしひしと感じられます。
次の目標は何でしょうか・・・?
また次の目標達成にむけて頑張ってください。
長い山旅でしたが、ようやく登り終えることが出来ました。
東北100名山も頑張っていますが、遠い山や難しい山が残っているので、中々登頂数は増えませんね。
東北の山の中でも、宮城の山は大好きなので時々お邪魔したいと思ってます。
馬ノ神岳の鬣も、この天気だと融けてしまいそうですね。
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