早く出発したかったのですが、家の用事で遅くなり、焼走り登山口に到着したのが10時40分。
駐車場は満車に近い状態で、もしかすると皆さんコマクサロードを見に来たのでしょうか。
岩手山にしては遅い時間でしたが、明るいうちに下山できるだろうと思い、まずはコマクサロードへ出発。
登山口から樹林帯に入ると、意外に風が吹いていて、これが涼しくていい気持ちです。
第2噴出口跡まで登ると天気は快晴になり、気温もどんどん上昇。
そして、いよいよ登山道は魅惑のコマクサロードになりました。
岩手山のコマクサはいつ見ても、その株の大きさ、密生しているその風景に圧倒されます。
先週の山開きの時が見ごろだったようで、雨にあたったせいか、花が少ししおれていました。
でもこのコマクサ、いかにも岩手山らしい花だと思います。
気品のあるピンク色の花が群生しているこの風景は、何回見ても飽きません。
そして先に進もうとした時、ご無沙汰していた山友に偶然出会い、しばし立ち話を。
彼は、かつて西和賀の山々を庭のように歩いていた方ですが、重症の癌を患い、山岳人生も終わりかと思っていました。
ところが山の効用なのか、驚くほど回復し、今日出会った際も、癌の影を微塵も感じさせない風貌でした。
岩手山を登っていること自体信じられないのですが、殺す力もあれば生かす力もある、山の力とは恐ろしいものです。
彼らは朝の4時から登り始めたとのことで、もう下山してきたところでしたが、
山頂は暴風のため、5秒ほどしか滞在できなかったとのことでした。
そんな情報をもらい彼らと別れ、次は平笠不動避難小屋へ。
途中で登山ツァーの数グループとスライドしましたが、きっとコマクサロードを見に来たのでしょう。
平笠不動避難小屋で昼食を食べて岩手山を見上げると、晴れてクッキリ、山頂の景色は期待できそうです。
強風を心配した山頂も登ってみると涼しい風で心地よく、下界がクッキリ見渡せました。
明日は地区の運動会なので、翌日の筋肉痛を心配しながら下山しましたが、
久しぶりに天気のいい岩手山を満喫できた一日でした。
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