国土交通省も、コロナ禍の2021年3月になって、その内容の善し悪しは別としても、「流域治水プロジェクト」を公表した。ようやっと流域に着目した治水政策へ舵を切ったといえる。
さて、この流域単位とする地図について、私たちは、8年くらい前から気軽に見ることができてきた。それが「DamMaps:川と流域地図」というもので、この作成者さんは、国交省のオープンデータを利用して、かなり精緻な流域地図を2015年(正式版は2016年)から技術情報も含めてオープンに公表している。
https://tiles.dammaps.jp/ryuiki/
ところで、今月Yamapから「流域地図」がリリースされたことは、記憶に新しい。確かに3D地図に被せているので、軽くてわかりやすい。登山をする人にとってもわかりやすいと正直思う。
それに、様々な地図やサイト、アプリ等で、流域を中心に考える思考が浸透していくことも確かに悪いことではないであろう。
ただ、今月のリリース時の各種記事は、表現が微妙ながらも、あたかも自分たち(Yamap)が「流域地図」というものを初めて開発したかのように印象づける内容だったり、流域思考の重鎮の先生の力(確かに、この先生の実績は素晴らしい)をかりるものであって、つくづくYamapは宣伝上手やな〜思う。私自身は、モヤモヤするけどね。
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