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自分の達成した山を見たところ、知らぬ間に「出羽三山」が登録されていました。
山リストについて、他の方の日記でもいろいろ議論されていますけど、
深田百名山をはじめ、自分と無関係な他人が作ったリストをなぞる行為に私は興味はありません。。
そうは言っても、
「出羽三山」を「達成」などと表示されると意識してしまいます。
というより、大変おこがましいというのが正直なところ。
「出羽三山」は、羽黒山、月山、湯殿山の3つをさすものの、「出羽三山」は、即身成仏を目的とした修験の山として総体的にとらえるものであり、月山などの「山頂」や「1984mピーク」とは直接的な関連性はありません。
素人のオッサンに過ぎない私が、その3つの山のピークを何も考えずにゲットしたことをもって、「出羽三山」などと言われると、他の方はどうあれ、私にはとても違和感があります。しかも、私は、「語るなかれ」「聞くなかれ」の湯殿山神社には、鳥居すらくぐったことはありません。
私自身修験の旅に出て「出羽三山」「達成」に見合った行動をすればいいのでしょうが、今のところ、その行動をとるほどの信仰心がないばかりか、体力的かつ精神的な力量も私にはありません。
私からみれば、積雪期しか登れない湯殿山のピークをとるよりも、信仰心をもって、羽黒山から月山、そして、月光坂から湯殿山神社へのクラシックルートを「六根清浄」と唱えながら歩き通す(これでは湯殿山のピークを通ってないので、「出羽三山」「達成」にはならない)方が湯殿山のピークをとることなんかよりも、よほど「出羽三山」としての重みがあるように感じます。
まあ、所詮登山アプリ上での話だし・・わざわざそんなこと考えなくても・・と思われるのが関の山だけど・・・
「出羽三山」・・う〜ん・・・モヤモヤするな〜
でも、こういう違和感をきっかけに、「六十里街道」や修験の山としての「出羽三山」をもっと知りたい、と思う契機にもなるので。自分が山に対して心を開いた状態で、山歩きを重ねていくと、いろいろと山との向き合い方を考えるようになりますね。それはそれでまた楽しい
今年の5月中旬に出羽三山の山リスト化を申請しましたが、湯殿山を湯殿山神社としていましたので運営側から却下されました。
その数日後、別のユーザーが湯殿山(1500m)を申請されたようで、出羽三山のリストが公開されました。
出羽三山のHP
http://www.dewasanzan.jp/publics/index/121/#block96
出羽三山のWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E7%BE%BD%E4%B8%89%E5%B1%B1
湯殿山のHP
https://hagurokanko.jp/facilityc1/facilityyudonosan/
上記三つとも湯殿山神社についての説明文でありながら、標高は1500m(又は1504m)となっています。
出羽三山は山岳信仰の山ですから、説明されていない1500mの積雪期しか行けないピークを三山の一つとした運営側の認識には疑問を抱かざるを得ません。
なるほど、そういった事情があったのですね。ヤマレコはやはり登山アプリ(サイト)ですので、ピークをメインに考えるのは仕方ないのでしょうね。それに、多くの人にとっては、「出羽三山」とは、羽黒山、月山、湯殿山の3つの山を言うという認識ですし。「出羽三山」で、達成条件の1つを「神社」とするとなると、他への影響も大きいのでしょうね。「そんなこと言ったら、あの山も、この山も・・・」ということに成りかねないないので、運営の判断も理解できないわけではないです。
私は、「出羽三山」は、信仰に裏付けられたパッケージ的なものであって、「上毛三山」などとはちょっとカテゴリーが異なるものであって、3つの山を別々に考えること自体に疑問を持ってます。
もっとも、こういう山リストは否定しないし、多くの人にとっては山歩きの楽しさやモチベーションを増やす要素になるので、他の地域の皆さんが、「出羽三山」を登る時、単なる「出羽三山」達成という「ラベル」のみならず、こう言った山岳信仰の存在に想いを馳せてもらえると嬉しいです。
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