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ところで、最近、ヤマレコ日記で、天気予報アプリに関する日記が多いと思ったら、Youtube動画「ヤマレコ社長の絶対遭難させないチャンネル」で、「ABC〜てんくら徹底解説」があったのですね。
https://www.youtube.com/watch?v=8l1ws26jqU4
この動画をみて、標高1000m以上の山岳地域については気象業務法上、無料の天気予報の提供が禁止されていることは初めて知りました。「てんくら」をみたところ、「1000m以上の地点は、気象業務法により表示内容が異なります。」とあります。なるほど・・・
気象業務法や「予報業務の許可等に関する審査基準及び処分基準」など、いろいろ調べてみると、確かに、「災害に密接に結びつく現象の予報であって、予報の特性を理解しない人が. 利用すると防災上の混乱を招くおそれがある予報を発表する業務」については、「特定予報業務」に該当し、いわゆる契約関係(要するに有料会員)にない限り、天気予報を提供できない、ということらしいです。そして、山岳地域に関する天気等の情報は、「特定予報業務」に該当するのですね。要するに、日本法の適用がある民間会社の山岳天気予報は、無料では入手できないということです(ただ、標高1000m以上云々の部分は、法律上の裏付けを見つけることはできませんでした。ご存知の方がいらしたら教えて欲しいです)。じゃあ、てんくらのABCが何なのかについては、上記ヤマレコ社長のyoutube動画でわかりやすく解説してます。
あとヤマレコ社長さんもご指摘していたことですが、あまりにも悪天候でない限り、気にせず登山したらいいのに、という点です。それは、好条件以外での山歩きをすることに繋がるけれども、稜線での強風、風向きとルートの関係、雨天での荷物や低体温の対策などリスク等を含めた学び、経験の蓄積に繋がるからです。私も同感です。私も4年前まで、てんくらで行動したり、天候の読み取りがいい加減だったので、予想外に悪条件での山歩きをしましたが、その時の経験が今の自分の山行に活かされていることに間違えありません。最近は、ほぼ好条件でのみ山歩きをしている現状にあるので、ヤマレコ社長さんのご指摘は、改めて最近の自分の山行への戒めにもなりました。
ちなみに、私は、山歩きで一番重要なのは、天気と考えており、当然、正確な天候予測のために、お金をかけるのは当然であると考えています。有料にしているのは、ヤマテンとwindyです。正確な直前の天気予想の把握は、ほぼwindy(ECMWF)一択で、9割以上は予報どおりという感覚です。ヤマテンは、予報を見るというより、専門天気図を見たいことと、ヤマレコとの連携企業として応援したい思いもあり、あえて有料会員になっています。
※windyは無料でもいいのですが、ECMWFの更新時刻と更新回数の関係で有料にしています。
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