守られへん約束はするな（２）

我が家でとってる「読売新聞」の社説に
「京都」の延長は避けられた。との見出し
社説の最後に　簡単に言うと　「CO2 25％削除」の目標を
実現可能な数値に下げることが必要であると　ありました。

ちょっと待った。ナベツネさん　じゃあ何パーセントなら
削減できるの？教えて下さい。

コメント

jiji

RE: 守られへん約束はするな（２）
まぁ、読売新聞やったら社説もそんなもんちゃう

tanigawa

RE: 守られへん約束はするな（２）
　大事なのは、日本がその「実現可能な目標」とやらに下げた場合、いったい、気温の上昇はどれぐらいに食い止められるのか？
　それで、農業や生態系や気象災害に、どんな影響が出るのか、ってことですね。

　火事に例えると、１割しか消せないどころか、むしろ火元（国内の排出量）をふやしてきた。
　それなら、その結果、二酸化炭素の濃度はどこまであがり、そのとき地球はどうなるのかを、ちゃんと示さないと、話になりません。

　日本が、世界中の科学者（検討結果の査読を含めると４０００人）の観測、予測と違う事を言うんだったら、きちんと根拠と見通しを示さないといけません。
　国連が設けた専門的な検討の場で、日本の科学者らは大奮闘してきました。送り出したのも、予算をつけて研究を支援してきたのも、日本政府です。参加してきた科学者らは、日本国の態度を憂うるアピールを発しています。科学的検討と逆の行動に出るなら、根拠がいります。

　ＧＤＰ世界第３位の日本が、自分の分をやれないとするなら、それは誰がやるんでしょうか。
　その足りない分を、どこかの国が変わりにやってくれるわけでもありません。

　そして、少なくとも、２００８年から２０１２年の削減の約束（「京都議定書」）をちゃんと果たしてこそ、２０１３年以降はやるの、やらないのと、言う立場が保てる。
　削減どころか、どんどん増やして、国際会議に出てきて、「もうこの先もやめだ！」と言い出した日本。
　みんなが唖然とするのは当然です。

　日本は、先進国の削減責任を明確にした「気候変動枠組み条約」も、その最初の削減取り決めの「京都議定書」も、どちらも批准しています。

K_gumin

RE: 守られへん約束はするな（２）
削減目標って宣言するからには達成度100%を見込んでるんでしょうね。各国が主張しても結局は国益が最優先になるのは当然。CO2の削減を日本が実施できたとしても、米中で数%増ならCO2は世界でプラスなわけですから、温暖化は進むわけですよね。個人的にはまずはあれらの国をどうにかさせるのが最優先と思いますが。
まぁ、政府の見解って、数値の根拠が見えてこないので、テキトーに決めてる感じがします（特に25%とか）。

tanigawa

RE: 守られへん約束はするな（２）
　アメリカは、日本と異なり、州政府で７州ほどが削減に力を入れ、目標をもってやっています。石油業界を中心とする抵抗で、オバマさんはイニシャチブをとれていません。今度の国際交渉でも、頑張っている欧州の国からは、アメリカの姿がまったく見えない、との声が上がりました。
　しかし、積極的に後ろ向きの態度をとった日本よりは、今回は批判は集中しなかったようですね。

　中国は、巨大な人口を抱えていますから、責任は重いです。しかし、ＧＤＰも、排出量も、日本、欧米などに比べ１人当たりではまだ１０分の１です。
　途上国の中程度水準。
　仮に、あの国が民族ごとに小国に分立したら、ぜんぜん問題にならない排出量のレベルです。

　そしてもう一つ、こうした経済的な途上国の排出量には、欧米と日本の進出企業の工場がその国（中国、インド、東南アジア）のなかで排出する分の大きさもあります。
　例えば日本は、輸入分だけで、日本国内からの排出量に相当するような分を、途上国内の進出企業、関連企業から排出しています。
　つまり日本の排出量は、実質ではとてつもないものです。

　これらの経済的な途上国は、２０世紀の排出量を累積しても、１００年分のうち２０年分くらいしか出していません。一方、先進国は２００年分、３００年分を、２０世紀の１００年間で出してきました。

　過剰な水準の国が、まず並みのレベルに引き下げること。すぐには無理なら１０年ごとに段階的に下げること。これが世界が合意した「気候変動条約」の考え方です。

　一方、途上国は、電気や交通など経済水準を引き上げながら、先行した先進国とは異なる経済発展の道をすすむことが求められます。同じ失敗はできないし、やったら、膨大な二酸化炭素を出してしまう。
　先進国が途上国で動かす生産工場などが、自国の水準並みに排出規制をおこなうことは、先進国の最低限のマナーです。

　「国益」は、温暖化交渉で日本が使う、そして、この交渉ではおそらく日本などわずかの国だけでしか通用しない言葉です。
　国益＝狭い企業益では、地球は持たない。
　温暖化は、害を及ぼす場合も、受ける場合も、国境はありません。
　自国の膨大な排出水準をそのままにして、また約束も守らずに、何を言っても、立場を失うだけです。

　先進国のなかでも、削減にちゃんと計画的にとりくんで、そこで競争力を高めて、新しい経済モデルに改革しようという国ぐにが、現に拡がっています。

miccyan

RE: 守られへん約束はするな（2）
jijiさん k-guminさん tanigawaさん こんばんわ。
温暖化関係の諸条約に
批准して会議に参加して
努力してるフリして
決裂を願ってる日本の姿勢は許せないです。姑息な
姿勢を止めて うちは
地球がどうなろうが
後ろ指指されても
CO2を出し続けるぐらい
のことを開き直って
表明するぐらいのほうが
いさぎいいです。

でも考えていきたいのは
無くした景観は作り出せない。100年後雪がない富士山�を見て 昔雪があった景色に戻したくなって
技術を結集しても無理なんですよ。北アに雪渓を
復活させるのも無理です