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このときはじめて市販のマスクを付けた。家にたまたま残っていた数枚を通院用にと大事にとっておいたうちの１枚だ。数日前まではマスクなしの生活だった。それでもあまり気にならなかった。
人込みの中には行ってないし、誰かと会食することもない。もともと居酒屋などとは縁のない生活をしている。家とオフイスの間を歩いて往復するだけの毎日、ただランチに外食するとき少し不安を覚える程度だ。大事なマスクを毎日使うわけにいかない。今は入手することができない。
しかし、非常事態宣言が出されてからは、さすがに私も考えた。嫁に手製のマスクを頼んでみたが、素っ気ない返事が返ってきた。作る腕もないし、今時生地も売ってないと言う。マスクは付けても意味がないと信じているのだ。能天気が快晴だ。体裁が悪いというのが私の動機だから強くも言えない。まあ、政府から2枚届くのを待つとするか。
と諦めていたら、その翌日、
「たまたま売り場に生地が置いてあったわ。」
と言って嬉しそうにマスク用の生地を広げた。
早速、貰ってきた型紙と睨めっこをしながら寸法を測りミシンを動かし、どうにか１個つくってくれた。やれ嬉しや、嫁も女だったかと少し見直し、いそいそ試着してみたらどうにも小さすぎる。なんか子供用のを無理して大きい口にあてているようだ。さらに耳紐が長くて鼻からずり落ちてしまう。嫁もあわてて寸法を広げたりいろいろ改善に奮闘し、その結果出来上がった２枚目は大きくて、鼻から顎まですっぽり覆いとても具合がいい。先週から毎日洗って愛用している。
それでというわけでもないが、先週土曜日（１１日）は、城山へ行ってきた。この布製マスクを付けることができたので電車・バスの中でも気が軽くなった。
都心のＪＲ駅のホームには誰もいなかった。電車はガラガラ、いつも賑わう高尾駅は閑散として売店も閉まっている、バス乗り場に人影がないので気が引けたが、発車時刻には登山者が３組になったのでほっとした。往復ともそんな感じだった。
ただ、山中ではいつもほどではないが、それなりの人数だった。日影で降りて北東尾根を登ったら、いつもより多く１０人の登山者に出会った。城山茶屋も開いていた。なめこ汁を口にしたら、しょっぱかった。薄味に慣れたのでそう感じる。味覚は大丈夫だと安心した。
登山自粛の意見もあるけれども、まあ気を付ければそんなに心配するほどではないと思う。人との接触を避けよというが、接触とは具体的にどういう行為を指すかという問題になると専門家の言うところにニュアンスの差があるようだ。１メートル離れている、１０分間以上面と向かって話さないということであれば感染の恐れはないでしょうとある医師が話していたが、そんなものだろうと私も思う。もちろん物にはやたらに手を触れないことが前提だが。
家に閉じこもっていると体調が崩れる。不整脈が激しくなり、脚の運びがスムーズでなくなり、筋肉が緩む。老人は痴呆が進む。心筋梗塞を起こしそうだ。そうゆうわけでこれからも周囲の様子に気を配りながら山行を続けることにしよう。山中の挨拶は口を開けないで、もごもごと言う程度にして
写真１（高尾駅ホーム）
写真２（高尾駅バス停）
写真３（特別運行のお知らせ）
（追加）あれ、この日記がふたつも載ってしまった。どうしたのだろう？
（再び）別のを思い切って削除してみた。この日記も道連れかと覚悟したが、無事生き残った。まあ、なくなってもいいのだけれど、せっかく書いたものだし・・・
公共の乗り物で行動、登山するとはあきれた。
全国に緊急事態宣言がでたではないですか。
近隣をウォーキングするなどにとどめて欲しい。
軽々しく出歩いてこれ以上医療従事者のお世話になることは避けたいと思わないのか。
UCCさん こんばんわ
御忠告ありがとうございます。おっしゃるとおりですね。
自分も痴呆が進んだなと感じています。
インドのように棒で叩かれたり、腕立て伏せをさせられたり、日本もそうしないとダメですね、怖いですね。
ＵＣＣさんはお気をつけてお過ごしください。
正義感振りかざして人を攻撃するような過激な言動は慎むべきと思いますよ。
やめた方が良いかと思います位でとどめるべき。
身内ならいざ知らず、赤の他人にその言動は如何でしょう？
最近はコロナ問題でそのような言動が多く、残念です。
私の意見はnibinさんの山行はリスクマネジメント出来ていて問題ないと思います。
近隣の混んだスーパーや商店街行くよりも遥かに安全です。
Iwahigeさん、こんばんわ
返事が遅れてしまい申し訳ありません。
私のために弁論して頂き、ありがとうございます。
もともと足腰が衰えないようにと思って山歩きをしてきたのですが、最近は次の日記に記したとおり、発作予防のためという意味合いが濃くなりました。
単なる街中の散歩ですと１時間も歩けば妙にぐったりと疲れて、かえってストレスが増す気がします。やはりあてもなく歩くだけでは、「認知行動療法」に当て嵌まらないようですね。
コロナ感染には十分気を付けている積りでしたが、気付いた点がありました。
� ＾僕修�岳では長い長いロープをしっかり握って登り降りしたのですが、そうしないと登り下り不可能だったとはいえ、後になってから気付き、１週間ハラハラしました。
�◆，△襪箸�バス停でおばさんに話しかけられ、つい大声でしゃべり続けてしまったこと、同じ考えの人だったのでお互い調子に乗ってしまったが、やはりまずかったです。
�� ほかの日、バス始発停留所で真後ろの席に登山者が２人座ってしきりに話し始めました。唾をかけられては怖いと思い、誰も居ない前部席へ移動したのですが、乗客は私の他に１人しか居なかったのだから離れた席に座るとかちょっと気配りして欲しかったです。
医療崩壊が大義名分になっていますが、そもそもは政府や医療界の怠慢が原因ではないでしょうか、その責任を国民や医療の末端に押し付けているような気がします。台湾や韓国を見習ってほしいです。戦時中の嫌な雰囲気ですね。
長々と失礼しました。
感銘を受けましたので、普段めったにしないコメントをさせてください。
テレビやネット上では非日常の雰囲気をまるで楽しんでいるかのような時世ですが、楽観するでもなく悲観しすぎるでもなく、ご自身の感覚やご判断を大事にされている印象を受けました。わたしの経験から申しますと、意外なことに、こういう方々のほうが概して緊急時に理性的であり、現実的であり、人に迷惑をかけないようです。
放埒だとか不謹慎だとかの誹りはあるかと思います。以前わたし自身、「世界中がパニックになっているし、そうなる理由があるのだから、そうなるほうが見識的だ」と言われたことがあり、面食らいました。
喫緊の課題は人によって異なると思います。どの状況にあっても、それが誰かにとって本当に必要か否かは、他者に決めつけることはできません。
若輩者の意見で恐縮です。コメント欄が炎上するのは望みませんので、返信は結構です。寒暖差もありますので、どうぞご自愛ください。
harada1982さん こんばんわ
返信不要とのご配慮ありがとうございます。
私も年をとったので、何が安全で何が危険か、何が自己中で何が社会に迷惑かの判別にあいまいになってきました。ほかの行動面でもいろいろ起きています。高齢になるということは、そうゆうことですね。
人生やわらかくいきましょう、といっても脳軟化症では困ってしまいますね。
医療現場でマスクや防護服が足りていないのはご存知でしょうか？ そのため医療従事者も感染し外来診療を停止した病院も既に出始めています。
このままのペースで感染者が増えればますますそういった病院が増えます。所謂「医療崩壊」ですね。それを防ぐためには感染者を増やさないしかないので「家にいろ」と叫ばれているわけです。
「いつもの薬」を処方してもらっている病院が閉まる日もこのままではそう遠くないですよ。
ボケたふりで済まされる問題ではないと思います。もう一度よく考えてみてください。
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