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長年使用してきた腕時計が動かなくなった。電池切れかと近所の時計屋へ持ち込んだら、もう寿命だと突き放された。内部に錆が出てオーバーホールしてもしようがないと言う。店主は自分より高齢で頑固にがんがんくるタイプなので、怒ったように言う。さては前回ほかの時計屋で電池交換したのがばれてへそを曲げたか、恐れ入ってそのまま引き下がった。これは高級だよと電池交換の度に言われたが、そんなことない、３万数千円で買ったセイコーの製品だからマニアから見ればゴミのようなものだろう。ただ２０年位前だから今ならいくらするだろう。仕方ないので山用の無骨な時計で代用している。もう気張る人と会うこともないのでこれで間に合う。新しい時計をどうしたものかと思案中だ。
�� ＣＤプレーヤー
長年使用してきたＣＤプレーヤーの調子が悪くなった。デイスクトレイが出てきたと思うとすぐに引っ込んでしまう。ＣＤを置くことができない。２．３度試みてダメなときは、少し間をおいてゆっくりボタンを押してみる、すると何とか通常の状態をキープしてくれる。これではやはり具合が悪い。買い替えることにした。
秋葉原東口の大型量販店へ行けばあらゆる音響製品が揃っているのだが、それもなんか気が進まない。老人が一人でうろうろする店の雰囲気でない。それでお茶の水駅から専門店を目指したが、素人なので店へ入るのに何となく気後れし、なおぶらぶら歩いて行ったらオノデンの裏口に差し掛かった。ふと目にした案内板にオーデイオ製品の表示がある。とにかく覗いてみようと入ったら、店内も店員も昔の秋葉原そのままを思わせる雰囲気だった。それで気が緩み、あっさりと店員が強く勧めてくれたマランツＣＤ６０を購入した。新発売の製品なので営業上店も売りたいし、自分も今までのデノン製品でなく今度はマランツにしようかと考えていたので、即決だった。１０万円余りの中級品だが大分割り引いてくれた。翌日には店員が届けてくれた。もうこんな感じの店は秋葉原には残っていないだろう。
�� 車
６ケ月の定期点検に来てくれと電話で何度も催促されたので、何も異常ないから必要ないのだがと思いながらデイラーへ持ち込んだ。いつも１時間と掛からないので待っていたら、若い修理工がバッテリーを交換した方がいいと言いに来た。自分もバッテリーには気を遣う、寒くなるとＪＡＦにＳＯＳを出したことが３回あった。エンジンが掛からない恐怖は嫌だから抵抗なくＯＫを出した。しばらくしたら今度は職長クラスの年配の修理工がやってきた。タイヤ交換した方がいいと言う。それはちょっと待てよ、ほとんど乗ってないのに何故だろうと不審顔をしていたら、そんな気持ちを見透かすように、職長は、１万キロも乗ってないので凹凸はまだ大丈夫ですが、新車から5年経過しているのでタイヤ自体が固くなっています、と言う。いまタイヤのセール中でかなりお安いですよ、来年車検ですがそのとき購入するよりずっとお得です、と営業攻勢をかけてきた。いや、結構です。といったん断ったが、どうせ来年やるなら今やってしまおうと考え直し、行きかけた職長に声をかけ、結局ＯＫを出してしまった。販売店も今は不振なので、なんとか稼ごうと努力しているのだろうか。
もう車はめったに乗らないのだから処分してもいいかな、それに毎月高い駐車料を払い続けるのももったいないし、いろいろ金もかかるし、といつも思うのだが、いざなくなればそれと一緒に自分の青春もなくなってしまう気がするし、そうやって男は老い込んでゆくのかと思うと、なかなか処分しきれない。それで結局６万円余りの出費になってしまった。無駄な出費かも
�� ウオーキングシューズ
毎日履いているメレルのシューズが壊れた。これは完全に壊れた。後ろの部分からボロがたくさんはみ出してきた。もう足が入らない。履きやすいことこの上ないので、すぐに前回も買った小川町のL-breathへ３足目を買いに出かけた。しかし、サイズに合ったのがない、標準的なサイズなのにそれだけ欠品とはちょっと腑に落ちない。神保町や小田急ハルク（ここはスポーツ品店がなくなっていた）などあちこち店を探して歩き、結局新宿のL-breathで手に入れた。でも今まで履いてきたお気に入りの色はなくてコバルトブルーを選ぶしかなかった。まあ、これはこれで気分転換にはなるけど。1万５千円の出費だ。それにしてもこれでは実店舗がネット通販に押されるわけだ。
�� 紳士靴
最近は紳士靴を履く機会がめっきり減った。ウオーキングシューズが壊れたので、久しぶりに靴棚から取り出したら踵の後端の部分だけが極端にすり減っていた。これでは本体が駄目になるし、見た目がみっともない。放っておけば完全に壊れる。早速、妻に修理に出すよう頼んだ。ものを頼めばいつも、「嫌よ、自分でやってよ、」とにべもないのだが、こと靴の修理という話になると妙にいそいそと嬉しそうに修理屋へ行ってくれる。なぜだろう、ああゆう店が好きなのだろか。それはともかく修理が終わってひと安心、先端のすり減りも直して２千６００円、安く済んでよかった。高価な靴なので大事にしないと
�� 登山靴
雷雨のときに内部までジャブジャブ水浸しになったせいか、それ以後どうもすっきりしない、履いていて心もなんとなくしょぼくなってきた。気分が晴れない。朝は颯爽と出発したい。それで一昨日の山行では大事に飾っていたスカルパミラージュを履いて出掛けた。ウーム、やっぱり違う、登山をしている気分になった。足が楽だ。高齢者は歩ける期間もあまり残されていないから、この際素敵な靴を買って精神をリフレッシュしようか
・・・いつまでも続きそうだ、くだらないことばかり・・・止めよう
そう、一番の問題は頭が壊れてきたことだ。そのことを書き始めるとエンドレスになってしまう、またの機会にしよう。
８月は、本当にいろいろあって気が休まらなかった。
しかし、利尿剤を少し処方されてからは、身体がすっきりして快調になった。これがなによりだ。
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