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それに引きずられ自分も怖くなって運転をできるだけ遠慮していた。人身事故を起こしたら取り返しがつかない。それはまじめに怖い。それと80歳半ばで事故を起こしたら何を言われるかわからない。それみろ、だからあれほど言ったじゃないか、免許など返納してればいいのに、生意気な老人だ、と人格を否定される。まあ、自分は人格者でないからそれでもいいけど、何ていうか人間性まで否定されるのはちょっと嫌なものだ。
でも、自分はもともと世間とちょっとずれている、世間より自分、自分のことは自分で決める、余計な世話は焼いてくれるなという憎たらしい本性を抱えている。自分はそうやって生きてきたんだ、あとわずかな余命しか残っていないのに縮こまってばかりいるのはもう御免だ。そう心が叫んでいる。
そういうわけで思い切って週末は久しぶりに車を運転して山登りへ出かけた。マイカー登山は2020年11月の竜ヶ岳以来、高速道など走ったことがない、妻の買い物に近所をちょろちょろと走ってるだけ、だから今回の高速道を含む長時間運転には内心おっかなびっくりだった。時速100キロで目がまわらないだろうか
目指すは、秩父にある城峯山(じょうみねさん)、家から一般道を練馬インターへ40分走り、そこから花園インターまで関越高速道で、そのあと皆野町を経て一般道と林道を西門平まで、6時半スタートで10時少し前に到着した。休憩は嵐山PAで1回、渋滞もあったりして3時間半も掛かってしまった。
今までの経験からナビは利用しなかった、とにかく事前に地図を頭に叩き込んで道路標識を頼りに辿った。皆野に入ってから複雑に入り組んだ道路の直進、左折、右折の地点で迷うことが2・3度あったが、なんとかうまく対処できた。運転感覚は以前と変わらず、衰えたという感じはしなかった。
帰りは、3時西門平スタートし、途中休憩なしで2時間半運転し通しで家に到着できた。朝と同じルートを戻るので、朝はまごついた皆野町周辺の一般道がかなり楽だった。練馬出口から飯田橋までの混雑した都内の一般道も若い時と同じ運転感覚だった。2時間半ハンドルを握りっぱなしというのは若い頃もしなかったので、これは自分でも意外だった。胸がせいせいした。
若返った。これならまだ大丈夫、いけるぞ、高齢者にも個人差というのがあるからね、もっとのびのびと心を解放しよう、と妙な自信を持てたのは嬉しいけれど・・・それはいいのだが・・・大きな落とし穴がポッカリと口を開けて待ってたら困るなあ、やっぱり怖いな
(写真1)
西門平バス停の丁度すぐ上に登山者向けらしい東屋があったので上がってみたら、その壁に登山者は・・の注意書き
(写真2)
てっきりそこがスタート地点と勘違いし、右横の道を辿ったら行き止まり、その辺をうろうろして戻った。紛らわしい東屋だね、騙されませんように
(写真3)
正しい登山道入口はバス停から少し先に行ったところにあった。
ご安全に。
こんばんわ
お気遣い有難うございます。
今回、出かける前は、無理ではないかとずいぶん躊躇しました。
杞憂に終わりましたが、今後も自分で自分を観察するよう心がけます。
老いも若きも、自身の運転技術を過信せず、交通の流れに乗り、危険予測ができてブレーキペダルにいつでも足を添えられる判断力と、マイペースを堅持して思いやりのある運転が出来れば、車やオートバイに乗り続けても良いのではないかと個人的には思っております。
登山も一緒で、体調や天候等を総合判断して進退が決められるうちはまだまだ現役です。
陰ながら応援致しております!
コメントありがとうございます。
確かに仰せの通りです。
高齢者とひと括りするのは、現実に目をつぶる見方かと思ったりします。
かと言って、俺は元気だぞ、などと慢心してもいけませんが
まあ、びくびくしながらもう少し繰り返して様子を見ます。
日本と大違い! イギリスで高齢ドライバー「免許返納しろ」の大合唱が起こらないワケ
2023.2.16
鳴海汐(日英比較ライター)
https://merkmal-biz.jp/post/33326
コメントありがとうございます。
イギリスでは高齢者の発言力が強いのですかね
日本では、好々爺になることを周囲が強制してる雰囲気ですね
じっと大人しくしてるのが良い老人
わかってないですよ
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