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「両眼ともきわめて順調ですよ。」
ベテランの女医さんが自信たっぷりに告げてくれた。
左眼を手術してから26日、右眼を手術してから12日経った。昨日は外来診察だけなので気が楽だった。
最初の手術の時は前回の日記に書いたとおり恐怖に慄いた。2回目の右眼の時はもう手順がわかっているから大丈夫だよと自分に言い聞かせて手術に臨んだが、やはり怖かった。術後ナースセンターの前に戻り血圧を計ったら175にも上がっていた。看護師が慌てた。30分後に病室で測ったら130に落ち着いたので2人ともほっとした。どちらの数字を記録したのだろう。
「裸眼視力が0.9で矯正視力が1.0です。両眼揃っていて非常にいいですね。」
よく見える。明るい。でも困った。乱視が残っている。程度が強いので眼内レンズだけでは矯正できないと術前から言われていた。仕方がない。歩行、テレビ、PC、読書など日常生活はメガネなしでも何とかなるが、仕事など手許の細かい文字が見えにくい。
手術時まで使用していたメガネは全く合わなくなった。めちゃめちゃぼやけて何重にも見えてしまう。まあ、そうだろう、依然として合っていたらかえっておかしい。高い値段したのにもったいない。新しいメガネを作りたいが1〜2ケ月待てと言われているし・・・困った。
メガネか・・・ふと思い付いて、引出しの中に放り込んであった古いメガネを取り出した。いつ作ったものかもうわからない、10年くらい前かもしれない。どう見えるだろうと好奇心が起こってちょっと掛けてみた。おや、見える。小さな文字が裸眼で見るよりは明瞭に見える。レンズの上部で見た場合に限ってだが20〜30センチの距離に近づければ細かい文字(フォント6程度)もかなり見える。助かった。当分これで我慢しよう。
ところで2回目の手術を受けながら頭の中で前回の手順を反芻していたのだが、そのうち前回の日記に間違いがあったことに気が付いた。出だしの「麻酔をかけますよ。」と言われてジャブジャブかけられたのは麻酔ではなく消毒薬だった。麻酔はその前の段階で医師が目薬のような感じでかけてくれた。それもそうだ、ジャブジャブ麻酔をかけるなんて今考えるとおかしい、しかも医師でなく看護師が行っていた。「麻酔を掛けますよ」と言われて恐怖の余り頭が混乱してしまった。訂正させて頂きます。
(歯科編)
先月30日ようやく総入れ歯が入った。何よりもあのべとべとした接着剤から解放されたのは本当に嬉しい。食事のたびに間に合わせの義歯を外して接着剤をこそぎ落し、口中の上顎にべったり張り付いたねとねとを歯ブラシで丁寧に剥ぎとる作業には本当にうんざりしていた。完全に除去できる筈もなく特に喉にねっとり付着したものはこの上なく気色悪かった。今はそれがなくなった。水を口に含んでプクプクと2回ゆすげば入れ歯は引力の法則によりパカッと口中で自然落下する。楽なものだ。
嵌めるときは少し神経を使う。特に起床時は歯茎が少しむくんでいるので、両端が当って痛い。嵌め方次第で痛みにも強弱起こるのでこの点まだ修行中だ。そっと角度よく静かに持ち上げるとすっと痛むことなく上顎に磁石のように吸い付く。このコツを自然とできるよう会得すれば楽だと思う。いったん嵌れば口をパクパクさせても落下するなどしないのでどうも不思議な感じがする。
ただ万々歳とはまだゆかない。食事の際には下歯に嵌っている部分入れ歯の歯茎が痛む。先日調整してもらったがまだ解消しない。そのうち自然と解決するようなことを医師は言っていたがどうなんだろう。
(×××)
まだいろいろあるのだがずらずら書いてもきりがない。この歳になればあちこちガタガタしてくるのは当然のことだし、病気でも何でもないと思ってそれなりに対応するしかない。
早く山歩きに戻りたい。来月10日頃には行けると思う。最後が先月13日のスルギ尾根、楽しかったからまたそこを歩こう、それとも大事をとって城山か景信山で具合をみようか、今からわくわくする。
写真は目薬、術後1ケ月間注すのだが一日4回だからよく忘れる。それと真新しい総入れ歯・・いや、気味が悪いのでこれはカット
コメントありがとうございます。
同時期に手術されたのですね。
最近は、気が緩んで目薬の注し方が大分雑になりました。
乱視がひどいので、手元の細かい文字と遠くが不便です。
来月になると自動車学校で高齢者講習があるし、年が明ければすぐに免許更新をしなければならないので不安です。
怖くてハンドルは握るのをためらっています。
早くちゃんとしたメガネを掛けたいですね。
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