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私も先日九州からの帰りにやってしまいました。中国自動車道は建前上は、吹田から下関までつながる本線になっていますが、事実上は広島北JCTから下関JCTまでの区間は交通量が少ないようで、山陽道へ接続する広島自動車道の方が優先的にルートがつないであって、本線を進むにはまるで他のルートへ逸れるような動きを強いられます。
そこでぼーっと運転していると、気がついたら大阪方向ではなく広島方向へ進んでしまっていました。

通常なら一つめのICで一旦下りて精算し、再度そのICから元のルートへ戻るということになりますが、ここで問題になるのは料金割引です。
100kmを超える部分には割引が無く、100Kmを超え200Kmまでの部分は25%、200Kmを超える部分は30%の割引となり、それに休日割引を組み合わせて計算されている高速料金。
一旦下りて精算してしまうと、再度割引の少ない1からの計算になり、確実に高くなります。行き過ぎたときの焦りだけでなく、この制度も(特別転回を知らないが故の)無理なバック逆走での事故の一因なのは間違いないでしょう。
そこで公式に運用されている制度が特別転回です。

次のICの料金所で精算せずに係員に事情を話して無精算で戻してもらい、元のルートに追加料金無しで戻ることができます。(ETCの通過記録や現金のレシートのチェックがありますから当然不正利用はできません。)
行きすぎた料金所で、出発ICと出る予定のICを話して処理をしてもらい、承認の書類を貰って出口でも有人ゲートの係員にその書類とETCを渡して手動で対応して頂くことで、本来の料金のみで危険無く進むことが出来ます。
間違って行き過ぎた出口で既にETCの自動精算が済んでしまった場合も10分弱時間がかかりますが、取り消しと特別転回の処理をして頂けます。

でも、無駄な手間をかけてしまっているのは間違いないので感謝感謝です。
ちなみに料金所ゲート近くでのUター ンは、ETC出口からそのまま出てくる車との安全確認がちょっと怖かったりします。

逆走事故防止のために善意のミス時のリカバリーを助けるために設けられている特別な救済制度だと思われますが、周知不足で無理な逆走をする人が出てしまっていると思います。
うっかりミスの時に金銭的負担も事故リスクも少なくなるためにもっと広がればいいと思い、高速を利用される方の多いヤマレコの日記に書き込んでみました。

特別転回、ご存じでなかったです!
へぇ〜、こんな処置があったんですね。メモメモ…
でも、これって阪神高速とかの出口しかない場合は
どうなるんやろ?
その昔、環状線はサーキットと思い込んでいた頃は
出口からハザード点滅させながらバックで登ったけど
また、ためになる情報お待ちしてま〜す!
たむさん、こんばんは!! ご存じでいらっしゃらなかったですか!(変な日本語ですねー・・ 笑)
阪神高速とか首都高のような、出口が変則的なことが多い(元)公団は、制度自体がなく、NEXCO系列のみと思われます。
NEXCO系列でも全ての道路が対象になるわけではないようですが、NEXCO系列のみでつながっていて、本四連絡橋のように一度精算が入る料金所や、近畿道のような都市の別料金区間に踏み込む手前で一旦精算となる集中料金所 などを通過しない区間はまず文句なく大丈夫で、それらを通過する走行をする場合はそこまでとして申請時に申し出て、以降は通常通りに走行することで、正しく反映されるようです。
とは言っても、そんな細かい制度を特別転回初体験のドライバーが分かるわけもなく、かなりややこしかったです。
特別転回をお願いするときに、乗ったICと出るICを細かく聞かれますが、NEXCO外のバイパスから乗り始めて、吹田や名二環のような集中料金所を過ぎたら別料金となるようなルートを予定している場合は、突然聞かれてもこちらもNEXCOの出入りIC名を的確に答えられませんし、他地域の住民である料金所の方も詳しくないので、お互いにかなりあやふやなやりとりになるのは間違いないです。
ミスに対するリカバリーという民間的な好意の配慮と、元お役所特有の制度の固さが入り交じった制度ではあるようです。。
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