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表口登山道、カケスバタ道も実際に歩いてみたが短期間で終わったカケスバタ道は歴史的な痕跡は非常に少ない。文献上ではカケスバタに登山口休泊所・事務所など数棟、途中に養蜂園休泊所、長坂の室(一合目)、一合五勺の売店があり二合目に至る。しかしこれらの明確な痕跡はまだ見つかっていない。
5月31日に静岡県巡礼路調査委員会の補助員の伊藤さんと歩いた時に一合五勺跡と思われる場所に多量の茶碗の破損片や瓶などが見つかったが建物の痕跡は発見できなかった。
一合目の長坂の室跡と私が推定していた場所も当時の絵葉書などと広さ、雰囲気も違い痕跡も無いため断定できないでいる。
そんな時に補助員の伊藤さんが養蜂園跡と思われる場所を探し出して私に教えてくれた。
早速、私も確認にその場所を訪れてみた。建物の痕跡としては貯水タンク(?)跡があり、多量の茶碗、瓶の欠片も見ることが出来た。国土地理院の古い地形図を見ると標高940m付近に建物印があり、今回の場所は950mなので養蜂園跡と確定しても良いと思われる。
今後は登山口跡と一合目跡を引き続き調査継続したいが今の時期は草に覆われて判りにくいので秋先まで待つことにしよう。
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