昨日、数十年ぶりに金時山を歩いてきた。連休のこともあって大勢の登山客で賑わっていた。街中でも杖を突いて歩いているような腰の曲がった年配から、中高年、若いカップル登山、流行の山ガールで登山者は多種多様であった。中でも目に付いたのが子連れのファミリー登山者であった。小学校低学年から中学生まで子供を連れての登山が目に付いた。
そういえば私も、下の娘が幼稚園のときにファミリー登山で金時山に登ったことがあった。そのとき、山頂の屋外の木にテーブルの上に、子供たちが上がって遊んでいたのを茶屋の金時娘さんに強く怒られ、親として躾が出来ていないことを恥じたことを思い出した。当時の金時娘さんは今も、茶屋の厨房で忙しく、お元気で働いておられ、懐かしくお顔を拝見してきた。
ファミリー登山は非常に良いことで皆さんに、是非、積極的に行ってほしいと思っている。しかし、昨日のファミリー登山者の中には明らかに、あまり山の経験をしたことのないような親御さんに連れられている子供も見られ、少し心配になった。
私は上の娘が24歳まで、下の娘は17歳まで一緒に、槍・穂高を始めいろんな山に連れ出した。そのお蔭で、娘たちが思春期の年ごろをむかえても親子の断絶もなく過ごすことができたと山に感謝している。
下の娘には穂多果(穂高)と名付けて小学校の時から穂高連峰を連れまわしたが、大学に入り、それまで高いところを目指していたのが180度、転回して、ダイビングで海の深いところに潜ることばかりに熱中して、名付け親の私としては少し、寂しい気もちでいる。同じ自然相手だから良しとすべきか・・・
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