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娘たちを富士山山頂まで連れていったのは長女が8歳、次女が6歳のときであった。孫も8歳を頭に5,3,2,1歳になる。8歳の女の子は富士山に興味はないが5歳の男の子が富士山に登りたいと言い始めた。願ってもないことだ。しかし、幼稚園も車で送り迎えのため日頃、ほとんど歩いていない。娘たちは3歳のころから私が山に連れて歩いていたので6歳でも富士山頂に立つことができたが孫はそうはいかない。
これからだんだんと山歩きに慣れさせる必要がある。そこで、昨日、5歳の男の子を連れて精進湖の近くのパノラマ台を歩いてきた。私にとっては始めての孫との山歩きでウキウキして出かけた。
しかし案の定、少し歩くと疲れた。歩けない。どこまで行ったら休憩するの?の繰り返しである。大好きなチョコレートなどを餌に歩かせる。周りの登山者から頑張っているネと声を掛けてもらい少しは元気になるがすぐにダウン。
私の娘たちもそうであったが、小さいとき、登山者から「えらいネ。頑張ってネ」と声を掛けられると励みになり元気になる。だから私も小さい子連れ登山者に出会うと子供を褒める言葉を掛けるようにしている。
そのうちに孫もかなり疲れた様子なので引き返そうかとも考えた。しかし孫に山頂に着いた時の喜び、1歩1歩ゆっくりでも歩き続ければ山頂に着くから諦めては駄目なことを教えるために、15分ほどオンブして登り、山頂近くで 下して、また歩かせる。
山頂の登山者はオンブのことを知らないから孫を誉めたてる。本人も褒められて照れくさそうであったが山頂に立つことができて満足げであった。
下りは少しぐずったが、転びもしないで歩きとおしてくれた。家に帰り「山は疲れるからもう嫌か?」と聞くと、また行きたいと言う。まだまだ富士山には遠いが山ボーイが誕生してくれればと思っている。
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