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阿寒のもうひとつの山、雌阿寒岳は活火山でたびたび噴火を繰り返しその都度、登山禁止が発令されている。深田久弥が訪れたときも登山禁止で登れなかったと「日本百名山」には書いてある。標高は雌阿寒岳が1503m、雄阿寒岳が1371mと雌阿寒岳のほうが高い。私が雌阿寒岳に登るために阿寒を訪れたのは実に36年後の平成13年9月22日である。雌阿寒岳は平成10年の噴火で平成12年まで登山禁止となっていたが解除されていたので登る事ができた。雌阿寒温泉にレンタカーを置いて頂上を単独でピストンする。3合目までは林の中、7合目まで日本アルプスに比べて背の高いハイ松の中を進む。上の方は前日の新雪が積もっているが、登山道は大部分露出していて問題は無かった。頂上は噴煙が3ケ所から多量に昇っていてその音もすさまじい。
山頂標識は団体登山の人で占められ記念写真を撮るのにかなり待たなければならなかった。最近、中高年の団体登山を多く見かけるが、広い山頂なのに標識の周りを独占して休憩し、他の登山者が写真を撮ろうとしても移動してくれないことがある。中には標識に汗で濡れた服を乾かすためにかけている人までいる。誰もが写真を撮りたいような山頂標識や三角点などは、譲り合い精神で少し離れて休憩して欲しいものである。
山頂からはすぐ前に、阿寒富士の頂が見え、少し離れた雄阿寒岳・阿寒湖は黒く見える。天気は良かったが、風が強く寒いので早々に山頂を退散した。登下山途中に見えるオンネトウは青緑色で非常にきれいに見えたので下山後、車で回ってみた。こちらは人が入っておらず静かな湖畔をゆっくりと楽しみ、少しセンチメンタルな気分になってしまった。
写真:雌阿寒岳山頂からの雄阿寒岳と阿寒湖
こんにちは。
これは素晴らしい写真ですね。
北海道の山と聞くと真っ先に「ヒグマ」のことが頭に浮かんでしまいます。
百名山最北の「利尻富士」くらいは登ってみたいと思っていますが・・・・難しいですねぇ。
団体さんの心理状態ってソロの時よりもテンションが上がりすぎて他人への気遣いなんてどこかに行っちゃってるんでしょうかねぇ。
賢パパさん、こんばんは。
団体、ツアー登山の場合はやはりリーダーによるんでしょうネ。最近は団体で登ったことがないですが他人の振りを見て、同じことを繰り返さないようにと考えています。
それにしても海抜0mからの富士に対しての最近の賢パパさんはすごいですネ。水を差すようですが賢パパさんならば、普段通りで十分、歩けますから頑張りすぎて怪我・体調崩しだけは注意してくださいネ。
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