|
|
今回は以前から気になっていた山梨県の日向山(雁ケ原)1660mを計画したが歩行時間2.5時間では少し物足りない。近くに手頃な山が無いか捜していると隣の雨乞岳(2037m)が目に付いた。そこで午前中に雨乞岳に登り、午後から日向山に登る計画をした。
雨乞岳についてインターネットで調べると、ほとんどの山行記録が白州のサントリ工場の裏の石尊神社からの登山となっている。しかし北杜市観光協会「ほくとの山たち」http://www.hokuto-kanko.jp/mountain/ によると石尊神社からの道は荒れているところもあり、最近整備されてヴィレッジ白州近くからの道を勧めているのでそのコースで登ることにした。
国道20号線からの入口(下教来石信号)が少し判りにくいが入口にヴィレッジ白州の看板が出ているので注意していれば判る。その後は所々にあるヴィレッジ白州の案内板に従って行けば国道から7.5Km前後で平久保池のほとりのヴィレッジ白州に着く。登山口はヴィレッジ白州を通り過ぎてすぐの所にある。駐車スペースも15台程度ある。
登山口に月の輪熊の生息地注意の看板が出ている。私は去年の5月、南アルプス最南端の黒法師岳で10m近くにて熊と遭遇しているので熊除けの鈴をザックにくくりつけて出発する。登山口からは遊歩道の階段状の道を45分程度登る。途中でタヌキ?ORアライグマ?のようなものに出会う。登山道は三番目の道標で遊歩道から別れて普通の山道となる。一部、急なところもあるが適度な傾斜で歩き易い。1605mピークを過ぎると甲斐駒ケ岳、鳳凰三山が樹間に見えるようになる。後を振り返ればやはり樹間に八ヶ岳が見える。1650m付近に水場があり「運がよければ水場」の小さい標識がある。今は水が湧き出しているが夏は枯れてしまうのかもしれない。
第4番目の道標は1750mの地図のガレの頭部分にある。ここからは鋸岳も望める。
山頂近くには鹿の糞が多く見られ、鹿に皮を食べられた木々が目立つ。そのためか枯れて倒れてしまった木も見受けられた。やはり鹿の害はどこも深刻のようである。雪は僅かに見受けられるがスパッツ、アイゼンは不要。
山頂には単独行と2人組の3人が休んでいた。山頂からは甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、富士山、八ヶ岳の揃い踏みである。富士山は霞と逆光で写真では判り難いがこれくらい離れた山頂からの富士山も絵になり良いものである。午後から登る予定の日向山の雁ケ原の白砂が目立つ。景色に満足し、コーヒーとパンを食べてから往路を退却する。下りも順調に1時間40分で下り11時過ぎに登山口に到着することができた。雨乞岳は山梨百名山に入っているがあまり人気がないのかゴールデンウイーク中にも関わらず合計6人しか会わずに静かな山旅を楽しむことができた。山頂からの展望も良く、もっと人気が出ても良いと思える。下山後はヴィレッジ白州に立ち寄り平久保池を見て日向山に向かった。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する