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そこで昨日、孫を保育園に送り出して9時過ぎに家を出発する。芦川すずらんの里には10時15分に着いて登山前に園内を30分ほど散策する。スズランと言えば入笠山が有名であるがこちらのスズランは白樺林の中にひっそりと咲いていて入笠山の日の当たる斜面一面のスズランとは趣が違う。花の大きさは北海道などで見るものより小振りで入笠山のものより更に小さく感じた。
写真を撮ろうと座りカメラを花に近づけると花の香が強く鼻をくすぐる。園内にはスズランの他に注意して歩くとスミレ(種類は知りません)、シロバナヘビイチゴ、ウマノアシガタ、ラショウモンカズラ、フデリンドウなども見つけることができる。
釈迦ケ岳の登山口はすずらんの里北口駐車場の上、50mほどにある。尾根までは急登が続く。途中、クサタチバナの花が目に付く。ミツバツツジはこの付近は終わっていて花が散っている。山ツツジが咲き始めていた。尾根に出て、暑いのでTシャツ1枚で歩く。尾根は登り下りの小さい新緑の中の道で気持が良い。
釈迦ケ岳山頂近くは岩場が続き、4cmくらいの太いロープが3ケ所あるがロープを使用するほどではなかった。岩場の縁にはイワカガミの花をかなり見ることができる。登っているときは5人しか会わなかったが山頂には6人が休んでいた。そのうちの4名の中年男性陣が山頂標識の前にザックを店開きして休憩している。ひどい人は山頂標識にシャツを掛けて乾かしている。他に休憩場所があるにも関わらずこの状況である。後から来た人が山頂の写真を撮ろうとしても休んでいる人やザックが邪魔で写真を撮ることができない。
どこの山頂でもこのての人は見受けられるがもう少し他人のことも考えて気配りして休憩場所を考えてほしいものである。
山頂には2体の地蔵さんが富士山に背を向けて立っている。普通は富士山の方に顔を向けそうな感じであるが富士山と一緒に写真に撮ってと言っているかのように置かれている。
地蔵さんの服は色褪せているが他の人のブログで真新しい赤い服を着ていたので、地元の奇特な人が恐らく毎年、変えているのではないかと思う。山には陰ながら支えてくれている信仰心の厚いありがたい人々が居るものである。
山頂からは富士山は勿論、御坂山塊、毛無山塊、南アルプス(甲斐駒ケ岳から光岳)、金峰山から甲武信岳までの奥秩父、大菩薩峠から滝子山までの小金沢山塊、本社ケ丸から三ツ峠の山塊と360度の展望を楽しむことができた。ただし5月で霞で遠望はぼんやりとしているために写真には向かない。
下山は神座山方面に少し下り、途中の上芦川への道を下った。こちらのコースは県道に下りてから車の往来の多い県道を2Km以上登り返さなければならないがクサタチバナ、ベニバナイチヤクソウ、ラショウモンカズラ、フデリンドウ、イカリソウ、シロバナヘビイチゴ、ヤブウツギ、タニウツギ、ヤマブキ、アヤメなど多くの花を見ることができた。最初はすずらんの里から単にピストンすることを考えていたがこちらに下りて正解であった。
2,3日前から腰痛が再発して山登りも懸念されたが山を歩く事により痛みもやわらいでくれた。
花と展望を堪能し、これならばもっと早くに釈迦ケ岳に登るべきだったと少し反省した次第である。
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