富士山の麓には森の妖精と呼ばれているヒメホタルが生息している。標高300mから1500m付近まで分布していて、今は標高の低い所で盛んに光っている。
先日、ヒメホタル鑑賞会があり、近くの大学教授がヒメホタルについて講義した後、見学に出掛けた。時間が22時前だったこともあり、点滅数は去年より少なかった。或いは台風4号の影響が出ているのかもしれない。
ゲンジホタルやヘイケホタルが20時〜21時ころ、一番光るのに対して、ヒメホタルは23時から1時くらいが盛んに飛翔明滅するとのこと。
ゲンジホタルやヘイケホタルが水辺に生息し、幼虫がカワニナやタニシなどを餌にしているのに対して、ヒメホタルは森の中に生息し、小さなカタツムリ等を餌にしている。
ゲンジホタルやヘイケホタルは雌のほうが大きいがヒメホタルは雄のほうが大きい。
他のホタルのメスは一応、飛べるらしいが実際に飛翔して点滅しているのは雄だけ。ヒメホタルの雌は飛ぶことすらできないとのこと。ゲンジホタルにしろ、ヒメホタルにしろ、一か所で動かずに点滅しているのが雌であること。
ゲンジホタルの雌は卵を500ケ前後、産むのに対してヒメホタルの雌は20ケ程度しか生まないこと。
進化したホタルの種類は光らなくなり、匂いで雄を呼び寄せるとのこと。
等々、面白い話を教授に教えていただいた。
fujinohideさん、こんばんわ。
ヒメホタルの説明、ありがとうございます。
私は知らなかったのですが、こちらの近くの山の頂上にもいるんですって。
頂上に水場はないのになぜ?
と思っていたのですが、食べる物が違うんですね。
来月にナイトハイクでその山に登る計画があります。
ヒメ蛍、見れたらいいなと思います。
sakusakuさん、こんにちは。
ヒメホタルは真夜中に飛翔明滅しますので、山頂でテント泊でしたら見れると思いますヨ。
ゲンジホタルに比べて光っている時間は半分ほどでホタルの光の軌跡は見えませんが身体が小さい割に結構、明るく光ります。
雄のホタルは雌の気を引くために光れば光るほど体力を使い過ぎて、寿命が短くなるそうです。ホタルの光を観察しながら生物の雄の哀れさを感じてしまいました。
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