忍び寄る生活習慣病・・・高尿酸症

　生活習慣病と言われている高血圧、高脂血症、糖尿病、脳卒中などのうち私は高血圧と糖尿病が一般の男の人の標準値を少しオーバーしている。高脂血症については問題は無く、最近はむしろ低めである。脳卒中については小さい脳梗塞跡があり、１ケ所、脳血管が細くなっているので心配である。
　その他に高尿酸症にも引っかかっている。血液中の尿酸は標準が７．０mg/dl以下に対して私は７．０前後のことが多い。尿酸が多くなると、血液の流れの悪い足の親指の末端に尿酸の結晶ができて痛風を発症する。また腎臓などの内臓にも結晶ができて悪さをする。
　高尿酸症も体質が遺伝するのではないかと私は考えている。私の母親は女性では非常に珍しい痛風持ちであったし、私の兄弟は皆、尿酸値が高めである。私も３０代の半ばで最初の痛風を発症した。その後５〜６回、今までに発症している。
　プリン体を多く含む食べ物を多量に食べると尿酸が多くなり痛風になりやすいと言われる。モツ・レバーなどの内臓物、魚の干物、海老、カツオ、豆類にプリン体が多く含まれている。私の好きなものばかりである。
　しかし一説には食べ物中のプリン体よりも人間の体の中で生成されるプリン体、尿酸の方が影響が大きいと言われる。その中でもアルコール類は体の中で分解されアセトアルデヒドから尿酸が形成される。私も痛風を発症したときは酒を飲みすぎた後がほとんどである。
　最近では去年の７月に痛風を発症した。それ以後は晩酌の量を半分にした。多く飲んでいたときの１／３にまで減らした。私はアルコール類では日本酒が１番好きで夏の暑いときは次に好きなビールを飲んでいた。しかしビール、日本酒には多くのプリン体が含まれていてアルコールとダブルで悪さをする。そこで去年からプリン体の入っていない焼酎に変え、夏場はやはりプリン体の入っていない某メーカーの第３のビールに変えて、総摂取アルコール量を半分にした。最初は酔い足りなかったが歳と共に酒に弱くなってきたこともありなんとか我慢できるようになった。
　それでも先日、血液検査をしたら尿酸値が７．９あり、医者から尿酸値を下げる薬を常用するように勧められた。激しい運動をした後は尿酸値が高くなることを知っていたので高い原因は前日に山登りをしてきたためと説明して薬を飲まないでもう少し様子をみることにした。