岩壁の下の百間長屋等を通り過ぎると、ほとんど垂直の岩場の上の西窟がある。登山道はその脇を通っているのでわざわざ登る必要も無いが、鎖で登って西窟に拝してから先に進む。
その後、鎖場が続いているが、同好会のメンバーも発足4年目となり、鎖の岩場もかなり経験しているのでそれほど苦労することもなく、最大の難場である蟻の塔渡りに着く。しかし両側が切り落とされたナイフエッジにはメンバーも始めての人が多く恐怖感を覚え、緊張し足が震えていたがなんとか渡り終えることができた。
八方睨みから三角形の高妻山が見えるが遠くに感じる。戸隠山頂でも、先が長いのでゆっくりはできなかった。ここまで来ればこの先は鎖場等の悪路はないものの、急な下りと登りが残っている。一不動まで急坂を下るが、高妻山へはこれ以上に登り返さなければならないかと思うと下るのが嫌になる。ここから高妻山を往復するわけだがコースタイムは4時間以上もある。
五地蔵山付近でメンバーに疲れが出始めたので、ここで疲れを取りながら昼食とする。まだ疲れが残っている人もいたが、往復するので歩くのがきつくなった人は残りのメンバーが登って戻るまでそこで休憩していて貰えば良いと考えて、全員で高妻山に向かうことにした。最後の急登もなんとか全員が頑張り登りきって、高妻山の頂上に立つことができた。
復路も五地蔵山への登り返しは疲れがピークにきているので辛い。一不動まで戻りその下の氷清水の水場に着いたときは好きなだけ冷たい水を飲む。座り込んで全員、動けなくなり大休憩を取らざるを得なかった。疲れているため帯岩、滑滝の鎖場を慎重に下る。滑滝から先は緩やかな下りで疲れた足を引きずりながらダラダラと歩いても危険はなく気が緩む。
戸隠牧場に着き、売店で濃厚なソフトクリームを食べたときは生き返った気持になった。われわれ、軟弱なハイキング同好会でコースタイム10時間以上、それも鎖場の連続した緊張する道は厳しいかなと思い、戸隠山か高妻山のどちらか一山にしようと最初は考えた。しかしメンバーの強い要望もあり、両山を強行することになったが、よく歩ききったものだとうれしくなる。テントに戻り祝杯をあげるが、アルコールが入ると皆、元気になりお酒が足りなくなって急きょ、買い足しにでかける。
翌朝はのんびりとテントをたたみ、戸隠の中社等の観光しながら、黒い戸隠蕎麦を堪能して帰ることができた。
写真:若かりし頃の高妻山頂での写真
fujinohide さま
まいどです
イエローのソックス当時ではチャレンジャージャマイカ
テンガロンも
山モボ
この時間で
芋さん、毎度コメントありがとうございます。
昔は私も山の格好には少しは気を使いましたが、最近は子供や連れ合いが誕生日などにプレゼントしてくれた物を黙って着て山に行ってます。多少、私の好みには合わない点もあるのですが山に行かせてくれるだけで満足しています。
戸隠の蟻の門渡りは怖くて立って歩けず、馬乗りで
乗り切りました(^^;
でもちょうど通りかかった地元だという若い女性が、スタスタ立って歩いて颯爽と渡る姿に、その場に居た5・6人はあっけにとられたのでした。
戸隠キャンプ場でのイベントで行った時でしたので
高妻山までは足を延ばせませんでした。
nai1964さん、こんばんは。
蟻の塔渡りは風が有ると、慣れている人でも怖いですが当日、風もなく、40、50代のメンバーのおばちゃんも何とか渡りきってくれました。
高所恐怖症の人は無理でしょうネ。
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