8月の木、金曜日に熊本地方に出張で行くことになった。この出張を利用して土曜日に九重山に登る計画を立てる。熊本駅のロッカーに山道具を預けて客先を訪問。仕事終了後、駅に戻り、背広姿から山の服装に着替えて電車で湯布院へ。ここでレンタカーを借りてこの日の宿泊を予約している筋湯温泉に向けてやまなみハイウエイを走る。宿にも温泉はあったが名物の筋湯うたせ湯共同浴場に入ることにした。筋湯温泉は素朴な温泉街であるが、共同浴場はかなり混んでいた。
翌朝、早く宿を出たいので朝食の代わりにオニギリを作ってもらい出発。筋湯温泉から出たところで八丁原地熱発電所への道に間違えて入り込んでしまう。九重付近は地熱発電が盛んで、八丁原の発電所は全国1の地熱発電量を誇っている。スチームか噴煙か判らないがすごい量が吹き上げていた。施設の見学も出来るようであるが朝早く不可のため引き返し、正規の道を見つけて牧ノ戸峠に向かう。九重山の主要峰の1つ、久住山の登山口である峠のバス停には自動販売機があり、飲み物類の他にカロリーメイトの自販機があったのには驚いた。オニギリ3ケで朝食と昼飯では心細いので非常食としてありがたく買わせてもらった。
天気は下のほうは晴れていたが峠から上はガスっている。風が強く、8月であるがほとんど汗をかかないで歩けた。1時間歩いたところで朝食としてオニギリを1ケ食べる。
西千里浜まで高原状の気持の良い道を行く。久住避難小屋近くでは勢い良く噴火口から噴煙が上がっている。小屋から上はガスが非常に濃く、10m先も見えない状況になってしまった。何も見えない中、久住山頂に着く。回りは観光地であるが山頂は観光地化しておらず、標柱があるだけであった。ここで2ケ目のオニギリを食べて九重連山の最高峰の中岳に向かう。
今回、地形図を持参しなかったが、宿で貰った久住山の詳細な登山地図が非常に役に立ち、濃いガスの中でもなんとか中岳にたどり着くことができた。中岳から空沼を通り久住避難小屋に戻るが、あまりに早く着きすぎて、ガスで目隠しされていたためキツネにつままれた感じだった。ここで最後のオニギリを食べる。牧ノ戸峠に戻る途中、小学校の集団登山で大きな4ツのグループが登ってきた。道を避け、たて続けての「こんにちわ」の挨拶に返事を返すのも大変であった。
時間があれば歌で有名な坊がつるにも行きたかったが、今回は久住山のみで我慢した。湯布院で車を返し、正午過ぎの始発の人気リゾート特急「ゆふいん森の2号」で博多に向かう。この特急電車は趣があり乗っていても楽しく、人気のあるのもうなずけた。博多からは新幹線を乗り継ぎ、20時30分には富士宮の家に帰る事ができた。
標高はそれほどでも無いですが良い感じでしたね〜九重って。。天気がアレでしたか
ボクの時は牧ノ戸峠から星生山 ⇒ 久住山 ⇒ 稲星山 ⇒ 中岳 と縦走しちゃいました。
天気も良く、本格的な(笑)山ガール多数でした
naiさん、こんにちは。
私も久住山だけでなく周りを歩きたかったのですが出張の合間だったのでチョコッと歩いただけでした。
天気は下は晴れていたのに山頂部だけ濃いガスでした。仕事のついでに登るなんてけしからんと山ノ神さんの機嫌を損ねたのかナ。
地元だったら小さな子供たちを連れて歩くのに良い所ですよネ。
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