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人生にはあるはずのいろいろな「初体験」。
山を登り始めて教えられた地図の大切さ。
さらに訓練された地図の読み方。
現場で先輩たちが正規ルートを枯れ木で、わざと塞いで間違いルートのそのさきにあったバツゲーム
そんなお遊びモードの訓練であっても絶対になかったのが「地図の間違い」
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地図を見る。
登山口を見る。
複数登山口からの難易度を勘案する。
初見の山では、ルートを辿るのは常識でありバリエーションはよほどのベテラン同行でない限り踏み込むことなどない。
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信用・・
人偏に言と用・・「人の言葉を用いる」と教わった。
と同時に教わったこと。
詐欺師の言葉を信用して金を預ける。
銀行員の言葉を信用して金を預ける。
同じ行為であっても、信の対象物からの結果はおのずと違ってくる。
つまり「信」は、いいのだが、「用」用いるのはよほどの慎重さがいる・・と。
そして「信」に値する価値をどう見分け判断するのか・・
これが、教わった価値論の導入だった
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さて、こたびの山行ルート・・
何気に変更した「登山口」
そこにあったのは地図への絶対的な信用。
検証に検証を重ねて作成されたはずの地図の落とし穴。
当たり前の話だが、ルートが崩れれば、迂回路が設定されルートの補修が不可能であれば迂回路がいつの間にか「正規ルート」の地位を占める。
全国にまたがる数万、否、数十万にも及ぶであろう1/25000のルート線。
それを誰が統括して修正して訂正して新版の地図に作り変えているのだろう?
地図におけるルート図の信用という位置づけは、いかほどの物なんだろう・・
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山域における等高線は、○年○月は、間違いなく「これ」ですよ!
ここまでが、地図のもつ絶対に近い「信用」すべき情報なんでしょうねぇ
あたりまえの話、台風で道路が崩れました・・は、よくある話。
迂回路情報はもよりの管理組合もしくは警察へ・・
これを是とするのであれば、ルート線を用いるのは、自己責任という嫌な言葉の範疇にはいるのかもしれないですね・・
こうなると「山レコ」などの情報サイトの存在意義が更なる重みを持ってきます。
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今回の経験を元に考えたこと・・
自分登山のバージョンアップ!
バリエーションの夜明け(なんかカッコいいでしょ
ルートを辿る山歩きから、ルートを作る「創造登山」!
な〜んてね(笑
山の安全確保なんて課題も重ね合わせて考えてみたいものです。
「これ・・行けばどこに出るのだろう」
山での素朴な疑問を実行するには、それ相当の装備と下山できうる体力が必要ですね。
そして一番必要なこと。
撤退時期を判断する冷静に自分を評価できるだけの価値観をもつことかもしれないと・・痛感した次第です。
GPS・・荒天でないかぎり「信用」に足りうる機器であると確信すべきでした。
なぜ疑ったのか・・
荒天時の過去の忌まわしい事例が脳裏に焼きついています。
吹雪の白出し沢、ホワイトアウトの御嶽山ゲレンデ、土砂降りの武奈ヶ岳・・
いづれも荒天進退窮まったおりの苦い体験でした。
幅5mの信用性能・・
荒天以外は、間違いなくGPSは、山の案内人足りうる機器です
命のお値段・・やまの装備とはそういうものだと思ってます。
でわでわ
そうそう「信用」・・七丈小屋の方、信用して大正解でした。
ありがとうございます m(。。)m
今度は「お礼参り」かも(大笑・・怖い人の言葉ではないですよ
uedaさん、国土地理院の地形図(25000図など)が間違っていることがあるという話を私の日記に書いたことがあります。
「国土地理院地図が間違っている場合・・・」
http://www.yamareco.com/modules/diary/21844-detail-41535
「国土地理院からの返信メール」
http://www.yamareco.com/modules/diary/21844-detail-41759
「朗報!国土地理院で始まっていた試み」
http://www.yamareco.com/modules/diary/21844-detail-43012
国土地理院が発表したものによると
「国土地理院の地形図は、詳しい地形が分かる地図として登山やハイキングで幅広く利用され、各種の登山地図のもと資料としても活用されています。
その中の登山道については、空中写真による判読も困難であることから、記載されているルートについて個別にご指摘をいただいた場合に、現地調査による部分的な修正を行ってきました。
そこで、登山者の多い山の全体について、関係機関の協力により、地図に記載されるべき登山道その他の情報についての検討を行い、地図を作成する取り組みを始めます。」とのこと。
なお、「山と高原地図」など出版している「昭文社」のほうはメールすると意外と迅速に現地調査、次年度版に反映するなどフットワークが軽いようです。
さすが民間(^^)
横手登山道のほうもとりあえず昭文社だけ連絡しておきましょうかね。
pasocomさん、おはようございます
いつもいつも、いろいろとお手数をおかけして申し訳なく思ってます。
いずれにせよルートを正しく表示しないことには重大な事故につながりかねないですね。
地図・・常々新しい物を用意する必要がありますね(^^;
それにしても・・楽しい山歩きでしたけど
チョンボが少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。
にしても・・意外な盲点でした。
でわでわ
角兵衛沢の登攀ルートも上に向かって右手岸に巻き道登山道ありと表示願いたいものですね
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