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初めての使用は、八ヶ岳。
観音平より入山して編笠巻道迷走の18時より22時ほどの4時間と小屋の中での1時間ほどの使用だった。
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登山中のヘッデンの光量は、わたしは通常よりも少し暗いほうを好む。
人には瞳という自然のアジャスターがあるゆえに、光量を落としても瞳が大きく開いてある程度の視認性を確保してくれる。
夜間を長く歩くクセがあって、わたしは電池切れを忌み嫌うゆえに電池の消耗を考慮した点灯を意識してきた。
いままでのペツルのミオは、単三乾電池三本を要した。
これもアルカリ乾電池から充電式の乾電池を使うようになって多少は時間が長くなるように思えたが、真剣勝負の夜間歩きでルーファイしていると時間を計測する余裕などなく正確な消費時間延長を認識したことはない。
ただ、新穂高から槍平までに電池交換一回は最低必要だった。
アクシデントの時は二回の交換をしたこともある。
ペツルのヘッデンは、電池が消耗したとしてもいきなり消灯することはない。
必ず断続的に点灯すること三回ほどあってしだいに暗くなるが、光量が落ちても切れた経験はない。
わたしは当初、ホームセンターで手ごろなヘッデンを購入して使用してきた。
これらは光量が落ちると消灯までがかなり短かったように記憶している。
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わたしの登山における灯火類は、歩行中は三種類もしくは四種類。
主照明ヘッデンと予備ヘッデン。
これが現在は、NAOとミオである。
さらに手元照明として手のひらサイズのLED(USB充電式)に、いまひとつは、探索につかう比較的遠くを照らす照明であるが、これを携帯するのは厳冬期が多い。
理由は、雪の中で無駄な動きを避けたいが故なのだが、夏場は夕暮れが遅く夜明けが早いため視認性がいいのと、重量軽減のためにあまり持ち出さない。
登山道が続くようなルートでは比較的道に迷うことは少ないのだが、登山道から出た沢の幅がかなりある場合や、沢筋を行く場合などは石に○印などが多いために遠くを視認できなければルートをはずしやすい。よってこういった探索用の照明が必要となる。
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さて、導入したNAO・・
八ヶ岳では、18時から22時と小屋での食事中にも充分の光量を確保してくれた。優秀であると評価できる。
しかし、二回目の甲斐駒ケ岳では、18時過ぎの車での準備中から山中での23時まで持たなかった。
22時半ほどでミオに交代して、そのミオも24時で電池交換(満タン電池ではなかった)しての幕営地到着だった。
NAOは、USBからの充電式で電池ホルダーに緑のインジケーターが三つ点灯すれば充電完了である。(写真の真ん中・・単三でも使用可能
NAOの優れものは遠方を照らす光量と、近くを照らす光量が自動に調整されることだが、わたしはあまり必要性を感じない(−−;
パソコンでその設定をカスタマイズできるようだが、工場出荷のままにわたしは使用している。
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甲斐駒では、残念ながら氷点下ではなかったので、厳冬期の点灯状態はまだわからない。
ただ、どうやら4時間から5時間を限度と考えたほうがよさそうである。
もう若くもないので、徹夜でカモシカすることなどないと思うのであるが、いづれにせよ夜間歩きには予備ヘッデンを必要とするようである。
夜中におけるヘッデン電池切れは、ザックを下ろして一本たてながらの交換だけに絶対に避けたいものでもない(〜〜;
ただ、急斜面や岩場などでそうなるとちょいと困った状況になるのですばやくヘッデン交換、予備の登場となる。
さらにガーミンなども一度は電池交換を必要とする。
カメラ・携帯電話や無線機など他にも電池を考慮しなきゃならない装備も増えてますね。
近代登山って、そう考えると、一昔前に比べても、かなりの安全性を確保できているように思います。
軽い服装、吸湿速乾下着、ヘッデンの性能、GPS、携帯電話、カメラ、軽いザック、携行食、コンロ、ツェルト、軽量雨具・・使いこなせなければなにもならないですが・・
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例えば・・カメラ
これは道迷いには強力な防御アイテムなんですがね。
夜中に行動すればわかると思いますが・・
分岐を写真撮影する。(下山方向が大事です)
迷ったら写真撮影しておく。
この手間だけで帰還できます。
デジタルの時代のアドバンテージを利用しない手はないですね。
夜中でも突っ込んでいけてダメなら、正確にリターンできるだけの機器が手元にあるんですよ(笑
こうなると画素数もレンズ性能も二の次ですね。
だから・・わたしは単三仕様のコンデジを持ってます。(荷物増えますが・・
それでも厳冬期の吹雪ではアルマジロガーミン作戦しかないですね(笑
アルマジロガーミン作戦については・・また、後日ね(大笑
ネーミングとおりのことです(電波障害対策ですね
でわでわ
こんにちは。
超久しぶりにヤマレコをのぞいたらuedaさんの日記があったので久々にコメントを書く気になりました。
今や、uedaさんは夜間登山のスペシャリストですね。
ともあれ、ヘッドランプを持たずに日帰り登山をする人が多いので、そのあたりの注意喚起を合わせて書いていただくとありがたいと思います。
夜間でそれも単独登山でヘッドランプが故障したり電池切れになったら遭難直結ですね。
そういう場合、故障した場所が悪く、雨具もツェルトも無かったら低体温症で死亡する危険性がありますが、まだまだそういうイメージを持てない万年初心者が多いように思えてなりません。
単独では特に予備のヘッドランプや予備電池が必要ですね。今は軽いので予備を持つことは苦になりませんね。
値段はピンキリですが信頼性のある単三電池などが使える汎用性の高い物がよいですね。
おやおや!ミューレンさん、お久しぶりです
新しいヘッデンを導入したので、ちょいと日記にしてみました。
おっしゃるように夜間登山などしない方であっても日暮れの早くなっている時期だけにヘッデンはしっかりとザックに忍ばせてほしいですね
ともあれいろいろな新製品がいかなるものなのか興味津々です(^^;
ヘッデンどころか地図さえ持参してそうにない方もお見受けします。
山岳雑誌や山登りのテレビ番組などを見て、ハイキングの延長ほどの意識なのでしょうね
実際に身にしみてわかるのは自分が怖い思いをしてからなんでしょうが・・
>夜間登山のスペシャリスト・・
とんでもないです・・好奇心だけで歩いてますので常にいっぱいいっぱいです
連休ができれば・・なんて思うのですが、考えてみれば土日が休みだと金曜日の夕方から入山するのでしょうね(大笑
実際に三日の休みには、やはり前の晩に入山しちゃってます
それよりお仕事は忙しいのでしょうか?
年末、身体に気をつけてお過ごしください
でわでわ
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