|
|
|
写真二枚目 さて・・この天気・・まず昨夜のわたしのトレースなど吹き飛んでますね。膝まで坪足だったんです・・この後の天候も予測しないとね
写真三枚目 上の写真の二時間後です・・標高1350ｍでこの大雪です。標高3100ｍ風速19ｍ予報では、悪くするとホワイトアウト、よくても視界不良の強風にあおられますね
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
2月7日17；30に長坂ＩＣから天女山の交差点に到着した。
大阪から4時間あまりだが疲れはない。
いつものゲート前には駐車している車両もなく、真新しいタイヤ痕が多数あった。
登山道のトレースは心配なさそうだ・・
準備を終えて出立したのが18；00前だった。すでに辺りは薄暗くてヘッデンの灯りが頼りのいつもの山行である。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ふふふ・・小説「八ヶ岳紀行」なんて書いてみようかしら（笑
2月7日は標高2000ｍまでは順当な山行だった。
気温はかなり低かったように思う。
経験上、-10℃以下だと雪と雪がくっつかないようで、キュ！キュ！と雪面を踏む音がかん高く鳴く。
前三つ頭に向かう急坂で、レコにも書いたようにアイゼンをけりこんでも崩れる軟質の雪層に苦労した・・結果、時間差だったが両足がつって四苦八苦だった。
これはご愛嬌で、問題は尾根筋で強風にあおられての緊急避難幕営だ・・
いつもなら樹木に張り付く可愛いはずの・・エビの尻尾。
吹き荒れる風が樹木を通り抜けると、エビの尻尾が突風とともに襲ってくる。
しかも樹林帯で三点支持するほどの風だけにエビ尻尾攻撃は、防ぎようがなくて耳の穴に入る始末（マジですよ〜）
わたしも不用意だったが、下から汗だくで登ってきただけにバラクラバやネックウォーマーはザックに仕舞ってあった・・
それじゃ装備すれば？というのはホントのエマンジェンシーを知らない方。
数々の遭難の体験で、強風では上着一枚羽織ることは出来ない！のです！
これは実際の風の中でしか体験できないでしょうけど（＾＾；
それはともかく・・かなり下ってようよう平地に場所を見つけました（しかし朝見ればかなりの斜面でしたが・・急坂から下ってくると斜面でも平地に感じてしまうんですね）
で片面をスコップで削っての設営・・カバーまではしてもフライシートはかけられずに凍傷寸前まで追い込まれました・・
で、お話はテントの大きさです。
わたしは単独行ですから、ステラリッジ�気鮖藩僂靴討泙后�
強風ブリザードではこのテント容量が、命獲りですね。
ポールをセットしてテントを立ち上げた瞬間から風との格闘が始まります。
とりあえず着地させられないのです。
そりゃ考えてみれば三点支持を要求される状況で、テントを立ち上げてしまえば自分がタコになって舞うようなもの・・
風のおさまる瞬間を狙ってテントを着地させて荷物を放りこんで・・それからのカバーの着装です・・
こいつに手間取って髪の毛が凍るし手が動かなくなるし・・フライシートまで無理でしたし、風除けの壁などとうていダメでした。
さて、教訓です
テントの容量・・これは最低限にしておいたほうがいいですね
テントに逃げこんで、とりあえずしたことがローソクランタンの着火でした。
それをセットしてテルモスのお湯を飲んでタオルにお湯を浸して顔や髪の毛の氷を溶かして・・着ていたオーバーオールを脱ぎました。
下は、モンベルの冬用のズボンで濡れていない下のフリースに重ね着しての寝袋セットで靴下とってソフト像足で寝袋に下半身いれてのコンロで食事体制。
ここまでくると余裕なんですが・・このテントの容量は、絶対に大きなものを選ばないということを強く提言申し上げておきます。
エマンジェンシーや寒冷時はテントの容量が必要最低限でないと温度を保つことが出来ません。
わたしのローソクランタンは一晩つけっぱなし・・換気？心配しないでも指先一つ分開けておけば充分換気できています。とくにこの幕営では外は数十ｍの強風ですからコンロを点けてもテント内は暑くもならない極低温でした。
温度計が-10℃・・食事前です。
朝起きればテント片隅が凍り付いてました。
こんな悪天候承知でお山に入るような方はいらっしゃらないかと思いますが、万が一のときは、独りで二人用テントなど背負うと絶対に強風下では設営に苦労しますし最悪は飛んでしまう危険があります。
テントは必要最低限の空間の物を選びましょうね・・
以上・・エビの尻尾が耳に入って大慌てで幕営地を探したuedaリポートでした
でわでわ
冬山・・心して入山すべきです。強風上等！などとノタモウテ入るお山の状況ではなかったですね・・反省・・ですm(..)m
レコです・・はい・・
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-586619.html
山梨県側は風下だから山頂直下までは無風かも、などとノタモウタ私としては申し訳ない気持ちでいっぱいです。
思えば右も左も分からない『初めての冬山』で前三ツ頭に向かった時に同じように稜線で思い切り吹かれて樹林帯に戻ったことがありました。
また昨シーズンの天狗岳では稜線に出て烈風。その時のことをレコで「稜線上はすごい強寒風です。歩きながらフードをかぶろうとしますが風が強すぎて無理。」と書いていました。強風下で身支度直すのは難しいですね。
一つ解せないのは、「耳に氷粒が入る。」ですが、毛糸帽子などかぶらずに耳を露出させていたのでしょうか。
私は寒いと指先などよりもまず耳が痛くなる性分で、多少暑くても帽子はかぶっています。耳は状況に応じて出したり隠したりできますから。
テントが40cm動く、と言うのは八ツの烈風を知らない人には信じがたいでしょうね。先日三ツ頭でリュックとピッケルを数m飛ばされた私はその強さが目に浮かびます。
＞山梨県側は風下だから山頂直下までは無風かも・・
pasocpmさんのおっしゃったことは大正解でしたよ（＾＾）
2050ｍほどまではまさしく無風状態でしたので逆に帽子の中が蒸れてしまって帽子をはずしてました。
それはそれで正解だっと思います。
オーバーオールに厚手の目のつんだトックリを着こんでましたので暑い暑い・・
頭を冷やしてちょうどいいくらいでした。
ただ、しかも急坂に苦労して汗だくで多少風がでても涼しく感じていたほどで、不用意に尾根筋に出たのが失敗でした。
エッチラ、オッチラ・・（暑いよな〜）上空がゴウゴウと風の音・・
いままで風の音ｎビビッたこともなく・・「よっしゃ〜到着！」で二三歩前に行っただけでゴォーって爆風！ふらつきました（＾＾；
ヤバイと思う前に体重を感じなくなってアイゼンでしたが着地成功（汗
それからの逃げ足の速いこと速いこと（爆笑
あれが風の境界線時刻なんでしょうか・・後ろから風が追っかけてくるような状態でした
先ほどまでの登りで何もなかった樹林帯が大荒れでした。
あれは台風の目から出たときのような変わりようでしたね
非常に勉強になったシーンです。
尾根筋に出る前には風の音がすれば汗をぬぐって準備してからですね
経験則ってこうして学ぶんですよね・・
ふふふ・・暑いので帽子を脱いでましたから・・エビの尻尾攻撃をまともに食らいました。
ヘッデン下げて耳をカバーするも中々・・あれは安全な中で経験できれば登山の難しさを学べるでしょうがね・・
北アルプスでも経験したことのない強い風でした。
あれ、きっと見晴らしのいい分、加速がついて山肌を直撃してくるんですよね・・
北アルプス？天候が怪しいと・・行きません（＾＾；
八ヶ岳をなめているわけではないのですが・・
武奈ヶ岳1200ｍあまりとは・・やっぱ違うわ
関西の最高峰、八経ヶ岳 1915ｍ 釈迦が岳1800ｍ・・300ｍほどの差と八ヶ岳全体の独立峰的な立ち位置がこれほどの違いを生じているのですね
勉強になったお山でした
でわでわ
また・・行きますよ〜懲りない男ですから（爆笑
uedaさん、こんにちは。
実は私、八ヶ岳に触った事が無いのです。あ・・北八ツは行きましたけどね。
八ヶ岳ってもともとは富士山のような姿だったらしいですね。山体崩壊した残りの頂が３０００ｍ級ですから、富士山よりもはるかに大きかったのでしょうね。
中央道を松本方向に走っていると北杜市辺りから八ヶ岳が見えますが、いつも見るたびに元の姿を想像するのです。やっぱり元は単独峰だったのかな？
冬の富士山の突風が殺人的と言いますから、元の八ヶ岳は・・・そりゃあもう・・・
とりとめのないお話になってしまいました。
ではでは、ダン之助でした。
ダンさん、コメントありがとうございます
富士山へ行くなら断然、八ヶ岳でしょ（笑
樹林帯から出た景色一望がとても素敵です。
ちょいとしたクサリ場やアドベンチャーなトラバースなど絶対にお奨め・・
是非、夏場に観音平から編笠山、青年小屋一泊でのろし場ギボシ権現岳をご夫婦で堪能してください。
富士は単調な登りですが、八ヶ岳は標高ごとに景色が変わって動植物も豊富ですし、運がよければカモシカさんと会えますよ
まずは夏山へどうぞ
でわでわ
槍ヶ岳の日帰りは死に物狂い・・赤岳の日帰りは、楽しめますね
uedayasujiさん お疲れ様でした
日記を読ませていただいて、不謹慎ですけど
思わず笑ってしまいましたわ（すんません！！）
uedayasujiさんの姿が目に浮かぶというか何というか・・・
強風の時はテントは飛びますからね
大きなものならなおさら！！
単独の場合は一人で行う作業ですから大変です
しかし、過去に剣で強風と雨とあられのなか
ツェルト張りましたけど、張っては飛ばされ
張っては飛ばされして幕営できた時は低体温症
になりかけた事がありましたね
（気温は−５）
八つでも吹雪く中幕営した時に
あまりの強風に竹ペグつける余裕もなく
（手が感覚がなくなり痛みでじんじんしておりました）無理やり重いザックを掘り込み、人間も
ほりこみ（４人）急場をしのいだ事もありました
翌日に先輩から「ペグ類が全くない！飛ばされたら
どうするんや！」と御叱りを受けましたが
正直、そんなんできませんわ
こういう事って本当に経験ですね
１月にいったの硫黄岳ではゴーグルが凍りつき
稜線で困りはてました
仕方なく外したら強風と雪の洗礼！！
眼の中に雪が刺さって痛い痛い！！
仲間にファンつきのゴーグルかりて凌ぎました
テントのポールが深夜に強風で折れた事もありましたし、まぁ今となっては笑いネタですけど
ほんま、山は偉大ですわ（笑）
karankurunさん、こんちわ
こりゃ、いろいろご経験を積まれているようで（爆笑
強風と零下の中での作業は実際に経験していないと絶対にわかりませんよね（汗
テント立ち上げての格闘は、お察しのとおり・・瞬間に風がおさまるとザック放り込んで・・ペグなど理想の話ですよね
ファンつきゴーグル（笑 同じような経験で購入いたしました。
でも今回のようにはっきりとした時間帯で強風にあったのは初めてですね。
まさしく台風の目から出たような吹き荒れ方でした。
独りだけにとりあえずテントに逃げ込めばどうにかなると腹をくくっての作業・・（＾＾；
同じような経験をされている方がいて心強いです
ふふふ・・これからもよろしく（＾＾Ｖ
でわでわ
こんにちは！
えっと…
荷物放り込んでから立ち上げしないのかなって…
夏なら四隅ペグダウンしてからとか…
強風下想定でしたら、吊り下げ式が便利ですよ。
メスナーのドライエッケン式なんかいいですよ。
レジ袋持っていけば、あくまでも応急ですが、雪詰めて縛って、壺足であけた穴に放り込んで綱張っておけば、とりあえずなんとかなりますよ。
竹ペグ安定させるより簡易的ッス。
andyさん、こんちわ
強風下で樹木を盾にしないとポールが通らないですしポールを通したあとが・・
ザックの塊から重みのあるものをポール通すまえのテントに入れるのも出来ないですね・・
自分が動くような風ですから（＾＾；
その・・レジ袋を出してという余裕がない状況なんです・・はい
しかも氷点下だしエビの尻尾飛び交ってるし・・
ふふふ・・やっぱ凍りついた顔で自撮りすればよかったかも・・
anndyさん、わたしが画像残せないのは。相当切羽詰まってるときです
でわでわ
強風下の写真・・撮れないですよね〜（＾＾；
えっと…
私は、テントたたむときは、入口開けているので、強風下では広げる前にザック放り込んでます。
私もかなり昔、テント飛ばされたことありますので、冬八ヶ岳でw
状況はお察ししますよ。
命にかかわるので、風対策はしっかりやらないとと試行錯誤してます。
最近は、暴風が見込まれたら撤退してますが。
どうも〜
八つではみなさん苦労されているんですよね（汗
ともあれ、あれは風を甘く見ていました。
反省しきりです・・いつも腰掛けてポール二本通して一気に立ち上げているので手順通りにすると風に舞ったようですね。着地地点で荷物放り込む・・ですね
ためしてみます・・ありがとうございました
でわでわ
冬山ですから天候は読みづらいですね・・日程ありきの登山は、ある程度は覚悟してはいるのですが・・正直、慌てました。
エビの尻尾攻撃は今までにも経験してましたが、あれほどの威力はなかったですね（汗
下山途中で休憩中に下山された方は判しましたが登って行った三人さんは山レコの方ではないようです・・
こんばんは！
お疲れ様でした！
風も30ｍを超えると半端じゃないと思います。
本当に風は怖いですね！
体の小さくて軽い私など、デカい男性と３人スクラムでの耐風姿勢でも動けません。
ピクリとでも動けばすっ飛ばされてあの世に行きそうです。
槍の梯子を降りてるとき、突風で飛ばされて手が離れ体が浮いてしまった時もあります。
幸いフワッと着地しました
先のGWの奥穂では、尊敬する知り合いのクライマーの方々が、強風下ツェルトの設営に四苦八苦する間に、知らず知らず低体温症に襲われてお亡くなりになりました。
日ごろはツェルトもマットも無しでシュラフカバーだけで雪上に寝て朝までぐっすりという鍛えられた方々でした。
穴掘るほどの雪も無い岩がちの稜線で、強風下ツェルトの張り綱は千切れ、本体もビリビリになってしまい、苦労されたそうです。
相対的にテントは風には強くないと思われますが、張る時はザックから出したらすぐにザックなどを中に突っ込むとか、先に木に紐をくくりつけるとかしないと飛ばされてしまうと思います。
立ち上げてしまうと何人かで抑えても大変です。
ホントに風が強い時はポールは通さない方が良いかもしれません。
悪条件下ではツェルトの勝ちかな？
テントが張れない状況でもアイゼンのままかぶって、ザックに座りお尻の下に巻き込んで使えるし。
ツェルトやテント本体を袋にしまう時は、日ごろから一本でも張り綱をちょこっと出せるようにパッキングしています。
あと、昔は竹ペグとか割り箸とか持参してましたが、もうずっと持参してません。
現地にあるものとか使わない装備とかでいつもなんとかなってしまってます。
風の強めの時はテントのトップを含めて９か所は固定することが多いです。
冬山では帽子はおしゃれ用かテント内での着用と意外と出番が少ないように思ってます。
定番は薄い目出帽ですが、帽子みたいにまくり上げてかぶってるときもあって、非常に醜いアヒルの子です
ジャケットのポケットに行動食、地図、オーバーミトン、中厚の目出帽などどうしても必要になるものは常に突っ込んであります。
ザックを降ろして荷物を出せるのは条件が良い時だけなので。
だからジャケットも流行りの見栄えの良い物じゃなくて、デカいポケット沢山ついてたりするひたすら実用一点張りの昔のヘリテイジ製品を愛用してます。
ヤバい時はオシャレとかかまってられなくて、ダサくてもみっともなくても言ってられませんです（＾＾；）
見ないで〜
mieeさん、コメントありがとうございます
強風下の幕営もたいがいは自信もってやってましたが・・今回がデンジャラス係数ＭＡＸ
フリースに防水手袋の二重でも指先がしびれてヤバイ・・スコップで雪を掘るもサラサラ・・
とにかく下から樹氷が飛んでくるし・・ったく、往生しまっせ（笑
でもいい経験をしました。ただ、これはたぶん台風のときに平地でテント張れば多少は分かるかと
ホント・・反省です・・天気予報に逆らわないこと！ですね
晴天予報で多少時雨れてもたいしたことないですが・・お山の冬は魔物がいますね
まぁ、何事も勉強だと思って対処方法と回避方法を思案しております。
ご意見・・かなりのご経験者のようで・・ご教授あればよろしくお願い申し上げます
でわでわ
みなさんのレコで、もうウズウズしてます（＾＾；これ・・病気ですね・・
危険ドラックならぬ危険トレッキングでしょうか
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する