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背負子だとパッキングの下手さをカバーしてくれると思っていたのです。【写真1,2】
山岳部時代は「背負子で来い」と指示され、収まりの悪い器材やバテた同僚の荷物なども背負わされていました。
しかし、夏山合宿中の稜線で雷雲に遭遇、直ぐ横で雷鳴が轟く雷雨となって、私は真っ先に泣きを入れ皆で這松の中へ逃げ込みました。
雷雲の去った後も、私だけは遠くへ放り出した背負子を回収しなければなりませんでした。
同じ合宿中に倒木帯を抜ける時、背負子に大鍋まで括り付けていたため、皆が難なく潜り抜けた倒木の隙間で私だけはたびたび立ち往生しました。
最後はやけになって隙間へ突進したため、アルミの大鍋はボコボコになりました。
そんな背負子に嫌気がさし、だんだん使わなくなってしまいました。
近年はザック自体が高機能化し体にフィットするため、歩荷(ボッカ)や遭難者担ぎ以外では背負子の出番は無いのではないでしょうか。
【写真3 冬の熊木沢出合付近】
部室にあった先輩の廃品学ランを着てったら何気に暖かくてドヤ顔、写真では判りにくいけど今では見かけなくなった尻皮もつけてます。
背後に建つのは、背負子で運んだ超重たいウインパー型冬テン。
ニッカーボッカー、キスリングに背負子、屋根形や流行りだしたウインパー型テント
ゴンスケに皮の鋲つき登山靴
格好は、学生服やブレザーにフレンチコート、はたまた、脚絆に地下足袋にワラジ
色んなのがいたねー
早速反応してくださるところを見ると同世代ですか。
ホームページを拝見すると、まだまだ現役で山行されているご様子、羨ましいです。
もう半世紀以上前の山ヤの世界ですから、今のおしゃれで機能的なスタイルとは雲泥の差がありますね。
地下足袋にワラジは、沢登りで愛用していましたよ。
高校の山岳部の備品に東京トップとエバニューの背負子がありました。
背負子を担ぐと必然的に大なべがもれなくついてきます。
定着ならいいですが、縦走で初日のメニューがカレーだと始末が悪かったです。
しかしバスに乗る時背負子にキスリングを3つ付けで荷物台を浮かせたものです。
究極は制動装置になりピッケル代わりになります。(笑)
https://www.yamareco.com/modules/diary/93584-detail-84446
日記を拝読しました。
なるほど背負子にも色々な役割?が期待できますね。
それにしてもよく生還されました。
きっと強運に恵まれていらっしゃるのでしょう。
真っ黒な大鍋は山岳部合宿のシンボル(旗印)みたいなものでしたね。
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